「束の間の休息」
やっと学校が終わった。
土曜日はゆっくり寝よう
日曜日もゆっくり寝て、ゲームでもしよう。
そう思っていた。
なのに、テスト前のことを思い出し、課題をする羽目に。
提出物が終わり、やっと休憩。
気がつくと寝てしまっていた。
寝て起きると日曜日。
土曜日の1日を無駄にした。
日曜日こそはゆっくりしよう。
今日は漫画の発売日だったことを思い出した。
買いに行って、漫画を読んだ。
ぼーっとしているともう午後5時。
やっぱ休日ってあっという間だな。
「力を込めて」
僕は力を込めてこの日に挑む。
今日は好きな人と夏祭りに行く。
勇気を出して、君に伝える。
おまたせって君が可愛い浴衣姿で現れた。
僕はあまりの可愛さに声が出なかった。
君とりんご飴や焼きそばを食べた。
もっと君と過ごしたい。
そう思ったのは僕だけなのかな。
君と花火を見ていた時、君は僕になんで今日花火に誘ってくれたのと聞いた。
僕はグッと力を込め、君に伝える。
僕は君を好きだ。ずっと一緒にいたい。
僕がそう言うと君は、照れた顔で私もと答えた。
勇気を出して良かった。
「過ぎた日を想う」
君がいなくなってから1年がたったよ。
君に会いたいな。
やっと冬になったよ。
君と出会って、恋に落ちた季節。
いつもは忙しくてあんまり思い出さなくて済むけど冬になったら嫌でも君を思い出す。
冬ってさ人肌が恋しくなるよね。
でも、君以外の人と付き合う気はないよ。
何故って、それは君をまだ忘れられないからだよ。
君から貰った思い出を捨てるなんて僕にはできないよ。
君は天国で元気に過ごしてる?
きっと君は僕のことを上から見てるんでしょ。
僕は君がまだ好きだよ。
だから、許して欲しい。君を忘れられずに愛し続けてる僕のことを。
君の太陽のように明るくて、星のように輝く笑顔をもう一度だけ見たいな。
でも、今天国に行ったら君に怒られちゃうね。
まだ僕は天国には行かないけど、いつか行ったら君のこと探すから待っててね。
雪が降る寒い夜に先に天国に行ってしまった彼女を思い出して僕は1人で空を見上げた。
「星座」
冬の夜は星が綺麗に見えるって知ってる?
冬は空気が澄んでるから綺麗に見えるんだよ。
あれは冬の大三角形だよ。
君も星が好きなの?
僕も好きだよ。
そう言って話してくれた君はもう居ない。
私は冬になると君を思い出す。
教えてくれた星座を見つけると胸がぎゅっと苦しくなる。
天国でも星座って、星って見れるのかな?
君に会いたいな。
でも、会えない。そんなの分かってる。
また冬がやってきたら君と星を見た丘に行って君を思い出すよ。
私の大好きな人。あなたが教えてくれた星座、また見つけるね。
君とダンスに行ったあの日僕たちは周りの目も気にせず二人で二人の世界で踊った。きっとこれが最初で最後。君と満月の下、踊ることが出来てよかった。君をこのダンスに誘って良かったよ。誘わなかったらきっと一生後悔してた。本当に僕と踊ってくれてありがとう。