モンシロチョウって寿命が短いんだって。だいたい2週間くらいらしい。2週間しか、生きてられないんだって。
でも私、たくさんモンシロチョウを見る気がする。どの時期にもいるし、公園に行けば会える時があるから。見つけられたら嬉しいし、白い羽で飛んでいくのを見ると、なんだか応援したくなるの。
モンシロチョウは、その生きた2週間で何を学んで、何を残して亡くなるんだろう。人生が2週間で終わってしまうのは、あまりにも短すぎない?何も知らない状態で生まれて、ようやく1つ得られたくらいの時期で亡くなるんだから。一生懸命生きても意味ないじゃないかって、私なら思っちゃうな。
あとは、嬉しい感情も、悲しい感情も、知らないまま亡くなる可能性だってあるよね。それはちょっと寂しいよ。そういう感情を学んで、活かして、前に進む。私にとっての人生ってそういうものだから。蝶に感情があるのかさえも知らないけど、もし感情がないなら寂しく思う。
もう1つ気になること。いきなり飛べる状態で生まれはしないよね?だんだんと羽が生えてきて、飛ぶ練習を何回もして、ようやく飛べるようになる。そんな過程だと思うんだけど。その過程を私たち人間はなかなか見れないじゃん?それでモンシロチョウについて話したら、モンシロチョウを知ってるふりみたいに聞こえてきそう。嫌だな。
たくさん見かけるから、モンシロチョウというカテゴリーごと記憶に残る。1つ1つ記憶に残るわけじゃない。人間も同じ。同じような人間がたくさんいるならば、私1人のことはきっと見てもらえないだろう。見てもらうには、他の人とは違う、何かが必要なの。
私にはあるよ、あるんだよ。他の人と目の印象が違うし、考え方も結構違う。私は平凡が嫌なの。他の人と同じってのは、あんまり好きじゃない。だから、他の人とは異なっていたい。だけどね、この世ってみんな合わせたがるじゃん。流行りができたらみんなその話をする、みんな同じ格好をする。社会に出てもそう、みんなスーツを着て、パソコンと向き合いながら仕事をする。私はそういうのができない、他の人と同じようにできないんだよ。でもそうできないと省きたがるのが人間でしょ?実際私もそう、それを恐れて隠してるんだから。私もただの人間に変わりない。もっと自分らしく、自分の考え方を全面的に出していきたい。私は私として、記憶に残りたいから。
1年後、私生きてるよね?死んでたりしないといいんだけど。
1年後、体は生きてるとして、心は生きていますか?1年後には、この気持ちは消えていますか?それともまだ、残っていますか?この気持ちは一生、消えないものなのですか?答えがほしい、それによって希望を持つか、それとも諦めるか、どっちかに振り切るから。
そして、体は元気ですか?動悸、過呼吸は治りましたか?緊張して体が強ばったりしてませんか?喉が詰まってる感覚は消えましたか?あのね、こういうのって結構やっかいなの。だから、全部消えていてほしい。
今の私の1番の願い。人と仲良くできていますか?友達はできましたか?その友達にちゃんと自己開示できていますか?自分の弱さは見せられましたか?誰かと心から、つながれていますか?これができなくて、今の私は絶望しています。1年後もできてなかったら、その時こそ死のうかなって思ってます。
今ね、トラウマと向き合ってこれらを克服しようと頑張ってるところなの。1年だなんて短い時間で全て克服できるとは思ってない。けど1年後にまだ芽生えてもない状態だったら、絶望する。私が死ぬタイミングなのかもしれないね。
ねぇ、あれって恋だったのかな。人に恋愛感情を抱いたのは1回だけ。その1回は、歪んだ恋愛だった。あれが恋だとしたら、報われない恋だった。
元カレはね、家庭環境が良くなかったの。だから自分の感情が育たなくて、私は振り回されてばかりだった。だけどね、私も同じようにつらかったから。あいつは私のつらい気持ちを分かってくれたの。そんな人は初めてだったし、多分もう私の前には現れない。だから支えてもらった分、私も支えたかった。だからかな、あいつを好きになったのは。
最初に好きだって告白された時、私は友達でいたいって断ったよね。私は、それで終わりだったらなって思うよ。だって好きだって思うようになったらつらいじゃん。特に私たちは弱い者同士、共に崩れ落ちるって、今なら分かるのにな。好きになってしまったんだ。
好きってよりかは、不安や安心、その繰り返しに近かったかな。一緒にいると安心する。けどね、歩きながら手を繋いだり、バスの中でお互い寄り添ったり、そんなことをする度に怖くなったんだ。このままでいいのかって。あいつがいなくなってしまうのが怖くて、私の方からから逃げて出してしまいたかった。あいつは愛してくれていたのに、私はその気持ちを踏みにじった。
完全に私の弱さが原因だ。でも、弱い自分にあいつは支えきれなかった。支えないとって必死だった。
好きだったのにな。不安や安心、その繰り返しが怖くなって、逃げ出してしまった。
恋愛ってどんなものなのかな、私は人を愛することで満たされるのかな。1度歪んだ愛の形を知ると、満たされることはない。
明日世界が終わるなら、誰かと思いっきりぶつかりたい。感情をぶつけ合いたい。私はそういった経験がないの、けど意外とみんな経験してるんだよね。だから、世界が終わる前に私も経験したい。誰かと本気でぶつかって、その人と本気で向き合いたい。暴言だって吐いてみたい。怒って泣いて傷ついて、バカだねって笑い合って。そんな事しながら消えたい。そうして過ごした思い出は、きっと消えないよ。
君と出逢って私は変わったよ。良い意味でも、悪い意味でも。
私は君に助けられたんだ。正直、家にいるのがつらかったんだ。父親は私を認めてはくれなかった。私の成績が下がったら「母親の育て方が悪いんだ」って母親を責めた。私のせいで母親が傷つく、それが怖くて仕方なかった。君が、そんな私を救い出してくれた。君は私に「(名前)はどうしたい?」ってたくさん聞いてくれたよね。だから、安心して自分でいられたの。なんにも気にする必要はない、こんな私を受け入れてくれる。それが、嬉しかったんだ。それに、君と過ごす時間はすごくすごく、楽しかった。あの時ほどのときめきは、もう味わえないんじゃないかって、本気で思うくらい。
でも、私を壊したのも君だったよね。たくさん話していくうちに、お互いのつらいことも共有するようになった。それがエスカレートして、君は「死にたい」って私に言ってくるようになったね。私だってつらかったよ、だからどうしてあげたらいいのか分からなかった。いつの間にか君のつらさを押し付けられてた。私は君を救うのに必死だったよ。だって、君は私を救ってくれた人だったから。でも、中学生の私にはできなかった。だんだんと耐えきれなくなって、私は壊れた。
ねぇ、私たちどうしたら良かったのかな?私はね、正直分かんないの。どうすれば良かったのかなんて、分かんないよ。だって君は私の大切な人、私を救ってくれた人で、私を壊した人。私の目にはそう映ってる。だから忘れられないの。君のことは、未だに私の胸に深く残ってる。君も同じでしょ?君にとっての私も同じはず、私は君を救った人であり、君を壊した人。きっと君の目にもそう映ってるよね。私と同じ、そう簡単に忘れられないの。
もう二度と会えない君へ、私は君が苦しんでいることを願います。だって私も苦しいから。きっと同じ思いでしょ?だったら、一緒に苦しもう?もがこう?きっと2人でなら、答えが見えてくるはず。