月影若葉

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9/29/2025, 10:37:46 AM

何もない、モノクロな世界に青年が一人
彼は何も考えず、ただそこに居るだけだった
時々寝転んだり、歩いてみたり…
でも、そこにあるのは虚無だけ
そんなある日、彼が歩いていると気がついたら知らない場所に居た

黒い森の中
彼は歩いていると奥に人影を見た
その人影は森の奥に向かっていた
「待って」
声を掛けるが、相手には聞こえてないようだ
少年は走って追いかける
人影に追いつく
それはフードを被った少年だった
少年に声を掛ける
「ねぇ、君はこの場所について何か知ってる?
迷ってしまって、出口を知ってたら教えてほしいな」
『…』
「あれ?聞いてる?」
『…@)?"!*Ε#』
フードの中を覗き込む
少年は虚ろな目で何かを呟いていたが、何を呟いていたかは大半が聞き取れなかった
だが、一つだけ聞き取れたことがあった
『…兄弟、ごめんもぅ戻れナイカモ』
青年はその少年が正気ではないことを理解し、一刻も早く森から抜け出せなければならないと考えた
その直後…

気がついたら元の世界に戻っていた
あれは一体何だったんだろう
そう思いながら眠りについた

9/28/2025, 12:45:39 PM

永遠に存在し続けるものなんて無い
誰もが何かしらの形で終わりを迎える
思い出や記録は永遠に残り続けるってよく言うけど、僕はそう思わない
時が経てば、色褪せてそれが何だったのかわからなくなる
例えば、誰かと遊びに行った思い出があったとしても、その遊んだ内容は日が経つにつれて、ぼやけてくる
頭の中でその出来事が書き換えられたり、思い出せなくなったり…
歴史も語り継がれてはいるけど、それが本当に正確なものかは分からない
いつかは全部忘れられる
嫌なことも、楽しかったことも、何もかも…

9/28/2025, 12:41:43 AM

森の中で1羽の鳥は涙を流していました
鳥自身も、何故涙を流しているか分かりません
ですが、いくら待っても涙は止まることなく流れ続けています
そこに、一人の人間が近付きます
「どうして君は泣いているの?」
『分からないんだ…。でも…ずっと前から、こんなのだった気がするよ』
「そうなんだね」
『それはそうと、君はなんでこんな所にいるの?』
「え?」
『ここは危ないよ。怪物が現れるんだ』
「そうなんだね。でも、僕はまだ帰れない。」
『何か探し物?』
「兄さんを探してるんだ。この森に入ったって話を聞いて、ここに来たんだ」
『見つかるといいね』
人間は鳥の元を去りました
『…彼等が怪物に襲われないといいけど』
鳥は今も止まることのない涙を流しながらそこに居ます

9/26/2025, 1:29:20 PM

今日も仕事が終わらない
そう思いながら、時刻は午後10時、部屋でパソコンに資料を打ち込み、仕事の間に淹れたコーヒーを飲む
朝から晩までずっと働き詰めだったけど、これを乗り切ったら休みが来る
そう思ってたけど…
メールで追加の仕事を渡され、また休みが潰れるのか…
と、思いながら資料作り

しばらく経って、再びコーヒーを飲む
淹れたての方が美味しかった…
中途半端に冷たいコーヒーを飲みながら仕事を続ける

こんな感じに毎日同じ事を繰り返してるよね
必ず同じとは言えないけど、似たようなことを繰り返して、あんまり面白くはないと思うんだよね
でも、その「同じこと」をやらないと生活できないから仕方ないよね
朝起きて、ご飯食べて、仕事して、昼ご飯食べて、また仕事して、晩ご飯食べて、仕事と明日の準備して、寝る
次の日にはまたこれを繰り返す
中にはもっと忙しい人もいるかもしれないし、逆に暇を持て余してる人もいるかもしれない
でも、暇を持て余してる人の中には、働きたくても働けない人もいるかもしれない
社会は難しいことばっかりだね…
礼儀とか、人間関係とか、いろんなことに気を使わないといけないから

9/25/2025, 10:24:19 AM

もしパラレルワールドが存在するなら、どんな世界を想像する?
今より充実した世界になってるか、逆に今より悪い世界になってるか
さらには性別も性格も環境も全部真逆になってたり…
考え出したらきりがないけど、どれもある意味面白そうではあるよね
僕は、パラレルワールドというより他の世界っていう括りでロボトミーコーポレーションっていうゲームの世界に行きたいなって思うよ
そこでアブノーマリティっていう怪物みたいな存在になりたい
彼等は本能のままに生きることができるから
それか、原神の世界で色んな国を気ままに冒険したいな
どっちの世界も過酷ではあるけどね

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