君と見た景色
思い出は美化されるって言うけどさ、
まさかこんなにとはね。
公園に行った道も、お茶を買った自動販売機
も、全部全部思い出。
もう会えないけどさ。私、貴方の孫になれて
良かった。愛してる。来世でも、また、貴方と同じ景色見せてくれますか?あなたの隣で孫として。
手を繋いで
ねぇ、知ってる?赤ちゃんが生まれた時、
白い色紙にみんなで手のひらの形を残す
でしょ?
あれってね。何世代にもわたってみんなが
健康でいられますように、
仲良く出来ますようにって
手を繋いでるようにする為にやるんだよ。
「え?!そうなんだー!初めて聞いた」
『そりゃそうでしょうね。作り話だもの』
「は?!なんなの、嘘なの?!
信じちゃったじゃん」
『そうよ。嘘。でもね、私思うの。世の中、
全部都合のいい嘘なんだって』
「どういうこと?」
『うーん、今はまだ知らなくていいよ。
ただね、好きだなって思った考え方とか歴史とか、
嘘か本当かなんてそんなに重要じゃないの
よ。
自分の思いに嘘をつかないことが大切なの。』
『だからさ、今話したみんなが手を繋いでるようにするためって話。
もし、あなたが素敵だなって思ったら心のどこかに取っておいて欲しいの。いつかきっと何処がであなたの為になるからね』
部活が嫌いでした。
自分より秀でてる人が嫌いでした。
私が一番になれない場所が嫌いでした。
私を叱る人が嫌いでした。
私よりモテてる子が嫌いでした。
無駄な努力が嫌いでした。
バカにされるのが嫌いでした。
疲れることが嫌いでした。
自分と向き合うのが嫌いでした。
自分の欠点を知るのが嫌いでした。
初めて、嫌いと向き合いました。
やはり嫌いでした。
でも、ここで変わらない自分が嫌いでした。
私は、嫌いは絶対に許しません。
嫌いとはこれからは絶対に向き合いません。
だから、このままの私を許しません。
嫌いは嫌いです。
でも、これは変われる嫌いです
無駄な努力は嫌いです。
この努力は無駄では無いです。
無駄では無い努力は、
好きです。
好きを貫かない私は嫌いです。
お題「大空」
ほんとにそれでいいの?
うん!!
私は、小学生になった弟を連れて、デパートに来た。世の中はクリスマス気分で浮ついている。本当はこの時期に買い物には来たくなかった。というのも両親は、弟と私を残して交通事故でなくなってしまった。あの日はちょうどクリスマスの前日で、プレゼントを買いに行った帰りだったらしい。まだ、小学生だった私と赤ん坊だった弟は、世話が掛かると言う理由で親戚間でたらい回しにされていた。いちばん辛かったのは、サンタというものに憧れ、プレゼントが来ないことに悲しみ、密かに泣いている弟を見ることだった。部外者である私たちにまで、プレゼントを用意してくれる人なんておらず、目の前で喜ぶ親戚の子を見て羨ましいと爪を噛むばかりだった。そんな年を重ね続け、私は高校生になった。バイト出来る高校を選び、親戚の援助を貰い通い始めた。来る日も来る日もバイトをしてこの日まで備えた。クリスマスまで
弟にはずっと嘘をついていた。「サンタさんはね、迷子なんだよ。私たちのこと見つけられてないだけ。」と、
もしかしたら、薄々わかっているのかもしてない。だけど、どうせならずっと楽しみにしていたんだから全力で楽しんで欲しかった。だから、私がサンタになることにした。「今回はね、サンタさんが忙しくて来れないからお姉ちゃんが頼まれたんだ」と言った。
そして、現在に至る。本屋まで一直線に走る弟を追いかけて、手芸コーナーに来た。小さな手に握られた分厚めの本には、折り紙の折り方
と書いてあった。
これが欲しいの?
うん!!
おもちゃでもいいんだよ?
これがいい!!
驚いた、、、てっきり、ぬいぐるみとかフィギュアとかそういうのを選ぶと思って財布を重くしてきたのに。まさかのワンコイン。
後で、こっちが良かったと泣かないでくれよと怯えながらも会計をし、帰路に着いた。
なんで、それにしたの?そう聞くと、満面の笑みで答えた。
「サンタさんってね、いっぱいいるんだって!!それでね、僕のサンタさんもいればお姉ちゃんのサンタさんもいるんだよ!!でもね、お姉ちゃんのサンタさんはまだ迷子だからおっきい折り紙でね紙飛行機作って、大空に飛ばして、ここだよってわかるようにするの!」
降り始めたゆきが街灯の光に反射してキラキラと光る。だんだんとぼやけ始める、視界を擦り、顔が熱くなっていくのを感じる。
家の中から聞こえる、子供の甲高く嬉しそうな笑い声がまるで鈴のようで、今まで耳を、目をふさぎたかったこの日が、どうしようもなく愛おしく変わっていくのを感じた。
「そっかぁ、じゃあ来年は私にもサンタさん来るね。ありがとね」
「うん!!」
来年は、ふたつプレゼントを買うことになるなぁ。いつもならきっと、お金の心配だろうけど今はそんなことどうでもいいほど幸せだった。こんな身近にいたんだ私のサンタさん。雪の反射に白くなった大空を見上げ、頬に伝う雫を感じながら、息を吐く。この日を、この大空を決して忘れないように目に刻む。
「私のサンタ」
夢と現実というのはひとつの境界線で区切られている。果たして、夢か現実かどちらにいるのか。本人には分かるわけあるまい。
「はやくはやく!!もうお母さん行っちゃうよ!」
「わかってるって」
妹のあまりの急ぎようにまるで妹を操ってるプレイヤーのように感じる。
カゴいっぱいに入った林檎は赤く熟れ、芳醇な香りを漂わせてくる。
「おい!絶対落とすなよ!!」
僕が声をかけると、わかってると言わんばかりの、笑顔で振り向く。
ここでの林檎は本当に貴重なのだから。
約3年前、世界は地球温暖化の影響で一気に砂漠化してしまった。食べ物も、生き物もろくに育たず、今や水1本で1万弱するのだ。
生きるだけで地獄を見る世界。それでも僕らはまだ、幸せな方なのだ。
奇跡的に叔父の家で、久々になった林檎を貰うことが出来た。
5つ貰って、2つは病院にいる母に持っていけど言われたので渋々了解し、今運んでいるのだ。
妹にはいってないが、母の病はもう治らない。
骨と皮だけになっただけの人間を置いておけるほど病院には余裕が無い。
だから、連れていかれるのだ。
遠いどこかに。母はこの国にとってのお荷物なのだから。
「兄ちゃん!!もうちょっとだよ!」
「あぁ、そうだな」
「兄ちゃん、うちね夢があるの。いつか、お医者さんになるの。お母さんを治そうとしてくれたお医者さんみたいになるの!」
「そうか、」
呑気なもんだ。何が医者だ、只々母を見捨てた癖に。
「兄ちゃんは?どんな夢?」
「あぁ、そうだなぁ、、、」
僕の夢、、、一体なんだろうか、そんなことを考えているうちに妹の声が聞こえてくる。
「見えた!!お母さんの乗る車だ!!」
「ほんとだな、」
母以外にも捨てられる人がいるのだろう。そこには大量の車があった。
これでは到底母を見つけるのは不可能だ、仕方ない、
「すみません、今日出発予定の須田の子供です。母に渡したいものがあって、」
迷惑そうに向けられた目にビビりながらも何とか妹を呼び止め、カゴを渡す。
「確かに受け取りました。どうも」
「はい、ありがとうございます。ほら、お前も」
「あ、ありがとうございます」
「さて帰るぞ、」
「お母さんは?お母さんには会えないの?」
「ああ、会えないよ、まぁでもきっといつか会えるさ」
「そっか、本当はうちの夢伝えたかったな」
「、、、伝えなくてもきっとわかってくれるさ。林檎は栄養満点なんだ、病人にとっては薬のようなもの、お前は、お母さんにとっての医者だよ。」
「ほんとに?!やったー!!!」
「良かったな」
「うん!あとは兄ちゃんの夢叶えるだけだね!!」
「ん?ぼくは今もう叶ったよ。僕の夢は、お前の笑顔を見ることだからな」
ピコンピコン
TRUEEND
「くっそーまたトゥルーかー、なっかなかバットエンド来ないなぁ」
まぁそりゃそうか、何通りあるんだって話だよなぁ。次は、リンゴ落としてみるか、
さて、セーブデータ、セーブデータと、、、、、、、、、、、、、、
てか、途中お兄ちゃんプレイヤーみたいみたいなこと言ってたけど、メタイなぁ〜
果たして、彼らのいる場所は現実世界だったのか、夢の世界だったのか。プレイヤーと称した男は本当に現実世界の人間なのか、、、それは誰にも分からない。
ただひとつ言えるならば、夢と現実の境界線は浅いようで深く超えることは出来ないということ、、、