1000年先も君と笑っていたい。
朝のランニングは冬晴れを1番体感できる。
三学期からは持久走がある。
文化部の俺にとっては嫌なイベントの一つだ。
持久走は足が遅ければ遅いほど、
みんなから取り残され、
注目される。
そんなの死んでも嫌だ。
だから友達と朝ランニングするようにしている。
早朝に走ると車も人もいないので、
景色に動きが無く、
まるで止まった世界の中で
自分たちだけが動けるかのような気持ちになる。
それはとても心地よく、穏やかな気持ちになる。
冬晴れを体感できる幸せな瞬間だ。
俺にとっての幸せは
「中学2年生のときから好きでいる子と結婚すること」だ。
こうして文字化してみると
すんごい気持ち悪いなぁ。
中学三年生の頃、俺はその子に告白した。
1ヶ月間、返事を待たされた挙句、きっぱり振られた。
その後、すごく病んだ。
それでも、その子への熱は冷めなかった。
むしろ俺の熱はその子にしか向かないぐらい熱を帯びた。
俺は高校に入ったら、
その子の横に並ぶのに相応しい男になろうと思った。
高校が入ってから、二年が経った。
成長した実感はある。
でも横に相応しい男になっただろうか?
4点の男が30点になっただけではないだろうか?
分かんない。
100点の男になるしかない。
ならなきゃいけない。
初日の出を見に行った。
初日の出の写真を親に送った。
そしたら、親のスマホの待ち受けは
俺が撮った初日の出になっていた。
なんか嬉しかった。
今年の抱負は"楽しむこと"。
そんなの簡単じゃんと思うかもしれない。
でも、ちょっと待って、
生きている中でもっと楽しめることはあると思わない?
例えば、歯磨きとか普段はただの健康を守るための退屈な作業でしかない。
でも音楽に合わせて、DJがキュッキュッとスクラッチするかのごとく歯磨きをやってみよう。
楽しい。
こんな風に日常にはもっと楽しめることは多いと思う。
そして楽しめる心が楽しい人生への切符だと思っている。
だから今年の抱負は"楽しむこと"。
あと女の子にモテたい。