最初から決まってたことは一つだけ
【産まれてきたら、あとは死ぬまで生きること】
それはすべての人々に等しく与えられている。
時間の長さは関係ない。
例え、赤ん坊が数時間だけの命であっても、“産まれてきた”という事実が大切なのだという。
あなたと、あなたとの子どもであったこと。
ほんの一瞬だけでも、両親に抱かれたい。
わずかな温かみであっても、それでも産まれてきたかったから。
自分の愛しい人が亡くなるのは悲しいことだけれど
いつか天寿を全うした時に、会いにゆけるから。
だからいつまでも悲しまないでいてほしい
たくさん笑って、楽しんで、喜びを感じてほしい
お空の上の人たちも、そう思うはずだから
いつかその時が来るまで、自分の人生を生きて
また会えたら、その時にはたくさん話を聞かせてね
来世でも、どこかであなたと会えたらいいな
私はあなたに会ってお詫びしたいし一緒に遊びたい。
太陽から思い浮かんできたのは、友達の笑顔だ。
太陽がなければ、誰もが生きていけない。私にとっての友達とは、そういう存在だと思っている。
それは特定の誰かではなく、友達の全てが太陽。
太陽の恵みを貰って元気になれるし、温かみもある。時には暑すぎて避けたくもなるけれど、程良い距離感でいれば、お互いにとっても居心地がとても良い。
私も友達にとっての太陽であればいいなと願う。
つまらないことでも
とりあえずご飯を食べて、家族と挨拶を交わして
最低限のことさえできていればいい。
つまらないことでも、なんでもいい。
面白いことが毎日何かしら起きるわけではないし
何も起こらないことが何よりの平和であることの証拠
波瀾万丈なんてただ疲れるだけ
まぁ、人生は下手したら100年もある
その間に、大きな出来事は否応なく起きてしまう
それなら、つまらないことは今のうちだけ
つまらない一日があってもいいじゃない
きっとそれも今だけになるかもしれないから。
目が覚める寸前まで、夢を見ることが多い。
大抵は忘れてしまうのだが、印象的なものは起きていても割と覚えていることがある。
夢を覚えている時は、それを見たのがレム睡眠中であることが証明されているそうだ。
つまり眠りが浅くなってきて、そろそろと脳と身体が目覚めようとしているらしい。
そういうわけで、私がよく覚えているのは、いつも目が覚める寸前の夢なのである。
今朝もそうだった。
今はなき実家で、家族や親戚が集まっている。
私は妊婦で、お腹はそれほど大きくはなっていない。
大体、6.7ヶ月くらいだろうか?
お腹をさすりながら、自分は何歳だっけと思いを馳せていると、親戚の義伯母から赤ちゃんへのお下がりをプレゼントしてくれた。
何かデザインが施されている、大きめの布を広げたところで、唐突に目が覚めた。
起きてから夢を見た-と思ったら、まずiPhoneを手繰り寄せることにしている。
そして、忘れないうちに
【夢占い 妊婦】とキーワードを検索してみた。
夢占いといっても、人物や状況によっても色々と意味は変わるそうなのだが、とりあえず。
自分が妊婦だった場合。
『幸運が訪れる兆候と言われている』とある。
ひとまず、悪い意味でなくてホッと一安心する。
ただの夢であって、単純に記憶などの情報を整理してるだけ-に過ぎないのだが。
当たるのか当たらないのかは置いといても、気になるものは何となく調べてみて、今日の夢にどんな意味があるのかとワクワクする気持ちはやめられないのだ。
明日はどんな夢だろうか。
今日は少し落ち込む出来事があったので、できればHAPPYな自分でいられるような、明るくて充実したような夢が観たい。
夢はなんだって自由なのだから。
病室というと、病気になる人が運ばれる部屋と想像するかもしれないが、中には緊張感と疲労困憊と幸せの狭間にいる人も含まれている。
それは産院、または産科である。
赤ちゃんと同室の所もあれば、産院方針によっては別々にすることも多いので、お見舞い客と気兼ねいらずで束の間の会話を楽しんだりする。
つわりや出産はどうだったか、名前の由来を聞いたり、赤ちゃんとガラス越しに対面もして、顔を見てはご両親との共通点を探したりと話が盛り上がったことも数知れずある。
だが、今はどうだろう。
2020年からコロナ禍によって全ての状況が大きく変わり、今も父親の立ち会いでさえまだ厳しいと聞く。
そして、お見舞いも以前のように気軽にはいかない。
たった一人でとても痛く辛い出産に挑むには心細く、頼りになるのはお医者さんと看護師、または助産師さんしかいない。
その中でも、それでも、子どもが産まれたがっているなら、覚悟を決めるしかない。
母親は強く、周りのサポートもあっての奇跡の連続となる、この世の中で最も尊い瞬間。
小さな小さな身体から 初めて聞くその産声には
おめでとうございます!
ありがとう
やったー!!
可愛いねぇ
元気な産声だね
全てがあなたへ降り注ぐ、祝福の言葉を
愛情たっぷり込められていることを覚えていて
そこには毎日誰かしらが産まれてくる、幸せな病室。