あの日、聞いたことがないバンドの名前を、知ってるはずがないのに、なぜかずっと前から知っている気がした。
何ヶ月、何年経っただろうか、いつの間にかわたしはそのバンドのファンになっていた。
そのバンドに会いたい気持ちが、今の原動力の一つだ。
わたしは、今、”未来の記憶”は存在するのかもしれないと、ひそかに思っている。
__________________________________記憶の地図_________。
親しみのある、馴染みのある”モノ”は、”モノ”という存在を超えることがある。
それは。そばにあるだけで安心感があって、平常心を取り戻すことを手伝ってくれる。
本当に大切な”モノ”は、きっとそういうものなんだ。
______________________________マグカップ_____________。
もしも君が、泣いていたら笑わせたいな。
ばかみたいにふざけていたあのころを思い出せるくらい、ばかをしたら。少しだけ”今”から離れて生きて行ける気がするから。
君の波玉が、いつか大輪の花を咲かせますように。
_______________________________________もしも君が____。
君はみんなの音に合わせなくてもいいんだよ。
吹奏楽部の部員は皆、ピッチを合わせることを意識するだろう。
だけど、君は、君自身は、みんなに合わせようとしなくていい。
どんな不協和音だって、どんなに停滞したリズムだって、どんなに聴こえづらい小さな音だって、いいんだ。
きれいなメロディだけじゃなくていい。
きっとどんなメロディも、いつか起こる素晴らしい出来事の道標になるから。
________________________君だけのメロディ_______。
すきなものは、すきでいい。
誰にもきこえない、大きい声ですきって言おう。
愛してるでもいい。愛してるって言おう。
_______________________________I love___________。