わたしの人生の最後はどうなっているだろうか?
全てがパズルのピースみたいに、うまくはまることはないだろう。
しかし、今わたしの目の前にいるキミが、笑っているのは、わたしがパズルのピースを少しずつだけど確実にはめていっているからだと、勝手に解釈してみる。
最後があれば最初がある。
最後は最初を思い出す。
思い出したときに笑顔になったら、最後もきっと笑顔だ。
_____________________________これで最後_______ 。
それはそれはたくさんある名前のなかの一つ。
懐かしい響きが、わたしを包み込む。
名前がわたしでわたしが名前。
ちぐはぐな世界で、今日も明日も君の名前を呼ぶ。
____君の名前を呼んだ日_________________________。
雨が降ってきて傘をさす。
横殴りの雨に打たれて、ズボンの裾がぐっしょりと濡れる。濡れた部分が足首に当たって、ひんやりと冷たい。
雨にうんざりする。
雨はザーザー降ってきたと思えば、ふとした瞬間に止む。しばらくしてまたしとしとと降りはじめる。
コロコロと変わり続ける気まぐれな天気。
雨が自分にとって悲しくて辛い出来事を表すとしたらどうだろう。
雨が降って、傘をさす。傘をさしても完全に雨を避けることはできない。その雨に濡れた部分はなかなか乾かない。
天気は、人生そのものみたいだ。
悲しいことや辛いことが突然降りかかってきては、深い爪痕をこころに残していく。
その爪痕を、少しずつわかりにくくしていくことが大切なんだと思う。雨に濡れたズボンを少しずつ乾かしていくように。
_________________________やさしい雨音__________。
これまで歩いて来られたのは、その時々にわたしのこころに寄り添って一緒に歩いてくれた”歌”があったからだといっても過言ではない。
“歌”は振り返ればいつも隣にいた。
自分が情けなくて、消えてしまいそうなときも、ただそこにいてくれた。
自分のために作られた歌かと勘違いしそうなくらい、”歌”の主人公に自分を重ねたときもあった。
“歌”はいつしかわたしの一部になっていた。
”歌”がある世界でよかった。
今にも歌いだしそうになるくらい、”歌”のメロディが次々浮かぶ世界で。
_________________________________歌____________。
わたしは、変にプライドが高いところがある。
謙虚を纏っているけれど、たまにこのプライドが顔を出す。
今出てこなくてもいいってときに。
このプライドは、自分でコントロールしていく必要があるだろう。
しかし、一瞬でプライドの炎は燃え盛っていってしまう。自分でも気が付かないうちに。
だから、このプライドは燃え盛る前にそっと包み込んで、大切にこころの棚にしまっておこう。
このプライドは無理に消そうとしなくてもいいから。
自分とプライドはキリトリ線できれいに切り離しておこう。
そのプライドが自分自身ではないから。
いつかきっと、このプライドが、こころの棚でワインのように熟成されていって、柔軟な考え方になっていくだろう。
_______________________そっと包み込んで________。