空をみていた。
空はゆっくり移り変わる。
空は瞬間毎に移り変わる。
ゆっくりで変わっていないようにみえるけれど、瞬間毎に変わり続けている。
風景は全部そうだ。
なんでも変わり続けている。
空みたいにゆっくりした速さのものもあるし、流れ星みたいに瞬きしたらみれない速さのものもある。
この世のすべては常に変化して、ほんのしばらくであってもとどまるものはない。
わたし自身も、なにも変わってないように思うんだけど、変わり続けているんだね。
急に全ては変わらない。
一つを手放して一つを掴んで。
今この瞬間も。
__________________________________風景_________。
僕のなかの君と、君のなかの君は、どれくらい同じで、どれくらい違うんだろう。
君がいくら言語化が上手にできて、君が秘めていた思いを僕に話してくれたとしても、君のことすべては、わからないだろう。同じように、君も僕のことすべては、わからないだろう。
それは、どれだけ僕と君がお互いを想い合っていてもだ。
僕の辛くて苦しくて悲しい話を君がきいてくれたとき、僕の想いを受け止めてくれている気がして、安心した気持ちになるんだよ。
でもね、細かくて申し訳ないんだけど、『わかるよ』と言うのはやめてほしいんだ。
君のなかの僕と、僕のなかの僕が、全く同じことはないから。
だからね、『わかるよ』ではなくて、『伝わったよ』がいいんだ。僕の気持ちが君のこころに届いたとわかっただけで、僕は少し安心した気持ちになれるから。
僕も君も、孤独のなかにいる。手を伸ばせばお互いの手に触れることができるけど、それ以上触れることはできないんだね。
だからなのかな、すべてをわかることはないんだけど、僕のことをわかろうと、話をきいてくれる君の姿をみていたら、なんだかじんわりとあったかい気持ちになる。
わからないこそ、伝わることもあるんだね。
このじんわりとあったかい気持ちを、大切にしていきたい。
______________________________________________君と僕___________________________________________。
夢みたことが現実になる。それは、人生のなかの素晴らしいできごとの一つだ。
夢が叶うときがあれば、夢が叶わないときもある。がんばっても報われないときもある。
夢やぶれて、打ちのめされるときが。
今まで、夢を叶えるためにがんばってきたけれど、そのがんばりはなんだったのか?
落ち込んだり、行き場のない怒りが湧いてきたりする。
夢やぶれたときは、思いっきり落ち込むことがポイントだ。思いっきり落ち込んだら、ある日落ち込むことに満足できたと感じるときが来る。
そして、行き場のない怒りは、新たな夢を描くときの原動力にしていく。
新たな夢に向かって歩くとき、またうまくいかないんじゃないかと不安になる。そして、不安になる自分を臆病だと思う。
だけど、不安になるのは当たり前のことだ。不安を抱えながら、”自分の信念のような強い想い”を決して手放さずに歩いていく。
歩いていくなかで、また打ちのめされることもある。夢やぶれるときが。しかし、一度経験した分、回復力は少しばかり身についている。きっとまた歩き出すことができる。
そして、いつか描いた夢が叶うときはきっと来る。たとえそれが”今の自分の夢”ではなかったとしても、夢が叶うことには違いない。
_______________________________夢へ!__________。
ときどき、家族や友達から『元気?』とメッセージが来る。
ちょっと風邪気味でも、『元気!』と返す。
そして、わたしも友達に『元気?』ときく。
『元気元気!』と返ってくる。
わたしのことを気にかけてくれているとわかって、うれしい気持ちになる。
遠く離れていても、空間をも超えて、わたしのこころに寄り添ってくれている気がする。
想いが言葉になって、その言葉がキャッチボールされて、言葉がこころに届いて、じんわりとこころのずっと奥の方までゆっくりと溶けていく。
そして、わたしの”こころ強い”お守りとなる。このお守りがあれば、きっと大丈夫。
たくさんの養分が溶けていったこころから、小さな勇気の芽が顔を出していた。
______________________________元気かな_________。
わたしと約束をしよう。ずっとずっと先の約束を。
ずっと先の未来のように思っていたことは、気がついたらもうずっと先の過去のことになっている。
時間の流れは遅いようで速い。
だから、ずっとずっと先の約束は、気がついたら”そのとき”になっていることもあるし、” そのとき”はとっくに過去になっていることもある。
わたしとした約束は、ちゃんと、”そのとき”に思い出してくれたかな?約束を果たしてくれたかな?
『しっかりと”今という時間”をつかんで、離すべからず。』
しっかりと”今という時間”をつかんだ感覚を得られれば、あとは君のものだ。”そのとき”が来たら、約束は果たせるはずだよ。
あくびをしてもいいけど、あっという間に、”そのとき”が過去になっているときもあるから。
どうか、”今という時間”をつかんだ感覚を忘れないで。そして、つかんだ手を離さないで。それが、遠い約束を果たす秘訣だ。
__________________________________遠い約束_____。