僕のなかの君と、君のなかの君は、どれくらい同じで、どれくらい違うんだろう。
君がいくら言語化が上手にできて、君が秘めていた思いを僕に話してくれたとしても、君のことすべては、わからないだろう。同じように、君も僕のことすべては、わからないだろう。
それは、どれだけ僕と君がお互いを想い合っていてもだ。
僕の辛くて苦しくて悲しい話を君がきいてくれたとき、僕の想いを受け止めてくれている気がして、安心した気持ちになるんだよ。
でもね、細かくて申し訳ないんだけど、『わかるよ』と言うのはやめてほしいんだ。
君のなかの僕と、僕のなかの僕が、全く同じことはないから。
だからね、『わかるよ』ではなくて、『伝わったよ』がいいんだ。僕の気持ちが君のこころに届いたとわかっただけで、僕は少し安心した気持ちになれるから。
僕も君も、孤独のなかにいる。手を伸ばせばお互いの手に触れることができるけど、それ以上触れることはできないんだね。
だからなのかな、すべてをわかることはないんだけど、僕のことをわかろうと、話をきいてくれる君の姿をみていたら、なんだかじんわりとあったかい気持ちになる。
わからないこそ、伝わることもあるんだね。
このじんわりとあったかい気持ちを、大切にしていきたい。
______________________________________________君と僕___________________________________________。
4/11/2025, 10:11:10 PM