はな

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8/13/2024, 3:20:40 PM

心の健康なんて、
好きなものを食べて、
好きな時に寝て、
好きな事をして、
好きな服を着て、
好きな話をして、
好きな人と会って、
好きな物を愛でる。
そんなほんの些細な事でいいの。それだけで、いいの。

でもそれが、1番難しいの。

8/12/2024, 3:48:33 PM

君の奏でる音楽

何でもない鼻歌が好きだった。

台所に立って、野菜を切りながら懐かしいメロディを口ずさんだり、洗濯物を畳みながらふと溢れる様に出てくる鼻歌が、いつの間にか日常になっていた。

「なんの歌?」
「これはねぇ…さっき作っちゃった、どう?」
なんて茶目っけたっぷりに言われたこともあったな。いいね、なんて答えた気がするけど、正直歌の良し悪しはよく分からなかった。
でも、君が楽しそうだったから。
それだけでいいかな、って思ってしまったんだ。


最近は随分と静かになってしまったけど、代わりに歌っておくよ。あの時は聞けなかった歌の続きを代わりに作って歌うからさ、たまには会いに来てね。

8/11/2024, 11:30:40 AM

「暑いな…」
容赦なく照りつける太陽を睨みながら首筋の汗を適当に拭った。今日はここまでにしておこうか、これ以上は倒れそうだ。
それに、
「…今日は来ないか」
別に約束をしていたわけでも無い。ただ自分が待ちたくて待っているだけ。来るかどうかわからないのに、1人で待って1人で勝手に落ち込んで。
馬鹿みたいだ。
目を伏せ自嘲した笑みを浮かべていると、それさえも責められる様な陽射しが急に陰った。
「!」
「汗だくだな、倒れるぞ」
そう言い被せられた麦わら帽子。涼しくなったはずなのに、頬の火照りだけは一向に治らない。口を開こうにも上手く出て来ず、結局麦わら帽子も深めに被り直した。

「ははっ似合ってる」

そう言って太陽より眩しく笑った彼に、今後こそ倒れそうなぐらい熱くなった。