蒼夏

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6/14/2025, 2:20:04 PM

ーもしも君がー

もしも君が、


光の前に影しか見えないと苦しんでいるなら

「かげ」をそっと教えてあげよう


昔の人は

「かげ」を光と影の両方として使っていた


どちらも光が作り出すもの。

ある人が

光。影。

そう区別しただけ。


明るい。暗い。

そこに良い意味と悪い意味を加えたのも

人なのであって


君はこうして生きているだけで

地面にかげはちゃんといるのに

自分から暗闇に逃げてしまう


かげは

君を止めたいんじゃない

悲しませたいんじゃない



かげは

君を後ろから支える光だ


































6/7/2025, 3:00:34 PM

ー夢見る少女のようにー



いつからだろうか

素直な人を見て

自己嫌悪するようになったのは

真面目に努力してる人を見て

白けてしまう

そんな自分も好きでいたいような

擦れてできた傷も馬鹿らしく思う、そんな

ひと。そう、ひと。

ひとなんて汚い、そんないつか言った言葉が

まるで焦げきった甘えに変わって

虚しさがむしろ心地良い様な

朧気な感覚で

何かを求めている。




「そんなので

何が得られるんだ」

夢見る少女が

健康な人なのか


そう苛立ってしまうが

この悪夢も覚めてしまう

それはそれで虚しいが

よく寝た朝の様に

なぜか満たされてしまった





















6/1/2025, 11:43:09 AM

ー雨上がりー


私は外に出たらすぐ晴れたり

逆に家に帰ったら急に雨が降り出したり

降水確率90%位だったのに

晴れて欲しいなぁと思ってたら

晴れたりすることがよくある。


晴れ女なんて性格じゃないから

偶然だろうって思ってしまうけど

今日みたいな

雨の次の日の

晴れた1日を終えた

さらさらした風に当たっていると

空も息をしている気がする








6/1/2025, 5:56:58 AM

ー勝ち負けなんてー

勝ち負けなんてどうでもいい

そう言いたかった

そう思いたかった


本当に自分にとって大事なものを見つけた人

人の成功を心から喜べる人

そんな人に憧れていた


私は真面目に勉強する方だった。

でも、人に負けることも多かった。

元々何かの才能が秀でている訳でもないし

人気者でもなかった。

むしろ何が青春だと

毎日息が詰まる様な学校生活だった。

テストで点数が良くないと

それを見た同級生は

周りに広めて

瞬く間に噂の敵にされる。

テストの点数が良くても

他の部分の粗探しをされる。


それなのに

変なプライドを持ってる自分が気持ち悪くて

人と比べてしまう自分が嫌になった


勝ち負けなんて興味ないと捻くれながら

閉じ籠ってただ勉強を続けた。


志望校の高校に受かっても

本当にやりたいことも見つからず

常に空っぽなままだった。


でも、高校2年生の頃心の病になって

何もできなくなった時期に

自分が自分自身で勝手にどれだけ

ハードルを上げていたのかをすごく感じた。

その時期に馬鹿にしてくる人も多かったけど

失ったからこそ得られるものもあった。

もちろんあの時も勉強続けてたらとか

後悔することもあるけど

何も出来なかったところから

頑張るのは

自分の成長を楽しみながら頑張るって

こういうことなんだってすごく感じられる

いい時間だった気がする。


人と比べすぎて

自分の成長とか目標を見失っていた

人に褒められなくても

空っぽだった過去の自分に誇れたらいい


そんなこんなで

今、少しだけ毎日が楽しくなっている











5/3/2025, 4:59:19 AM

sweet memories


曇り空の下。

この日々は

目に映るのとは違って

混じりすぎて

吐き気がする味なのに

なぜまだ欲しがるのか


知っていた。

すぐ溶けて無くなるのも知っていた。

友人の「危険だ」なんて、

この日々があんぜんみたいね。


君に会った。

3年ぶりだった。

忘れていたつもりでいた。


何も知ってなどいなかった。

君がいない間の感情は

添加物みたいに

表面だけを転がっていただけだった。


私もいつの間にか

いつかの日々と同じになっていたらしい




























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