蒼夏

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2/13/2026, 1:51:09 PM

ー待っててー

「そこで待ってて、

私は逃げない。

過去に戻ろうとも

未来に行ってしまっても

私は私を生きる。」


私が嫌いな私も私で

私が嫌いなあなたもあなたで

今を生きてる。

その先なんてどうでもいい。


ハッピーエンドだろうが

バッドエンドだろうが

そこに私はいないから。


覚えているのは

待ってて、と伝えた「私」の側に

いてくれた人。

待つ理由をひたすらに話していた人は

そのあと来なくなって、

忘れてしまった。




「人を信じることが大切だ。」

ばかり言われていては

人を信じる心が綺麗な私?

そんなものを求めてしまうけど

ある時

誰かといる時の私を、

それを感じて、受け容れて、信じられた時

待ってて、と言わずとも

君は待ってるだろうし、私も待つだろう、

そう思えた。































2/11/2026, 12:47:58 PM

ーこの場所でー

久しぶりに小学校の通学路を歩いた。



この木の下で友達と寄り道して

帰りが遅くなって怒られたな

この曲がり角で

好きな子と手を振ってまたねと言ったな

あの日の今日と同じ晴れた空に

明日も話せますようにとか願ったな


自分が亡霊になったかのように

過去の自分が目の前にいる。



大学受験も終わり、

嬉しいはずで、
この先自由も出会いもあるはずなのに、

過去を思い出すと、

怖い。


小学生の通学路の先で

自由や楽しみを

忘れてきた私は、

小学生の頃の自分が別人のように見える。



さっきのは多分、

「亡霊になったかのように」ではなく

「亡霊になっている」。


遠くに忘れてきた忘れ物は諦めてしまうように

私も変わってしまったんだからと、

理想通りに自分を変えることは諦めようとしていた。


でも、

先生の「そのままでいいんじゃない」の言葉に

そうですね、とは言えなかった。


積極的な人が好かれて

優しい人は嫌われなくて、

話すのが上手いとか聞くのが上手いとか言う人は

人気者で


なんて言葉に目も耳も痛くなって

じゃあ

誰とも争った訳でも無いのに

孤独な私は何なんだろうと、

なんか偉い感じの専門家に訴える想像をする。

返事はもちろんない。


高校の通学路を久しぶりに歩く。

この人通りの少ない道で一人で泣いたな。

こののら猫だけが自分の癒しだったな。

このスーパーでいつも割引のおにぎりを買ったっけ。

空には願いごとなんてしなくなってたな。


亡霊はこちらの自分に取り憑いてしまったようで

勝手に捨てネコにするように甘やかしている

何かが違う。

でも、遠くに忘れたものを取り戻したい訳でもない。

私は、今を歩きたい。

私は、今という場所で明日を描きたい。

私は、、、

ん?

亡霊と喧嘩をしているのは誰だろうか?






































2/9/2026, 2:59:52 PM

ー花束ー

私は花束を貰ったことがない。


入学式とか卒業式とか成人式で花束を貰うのは

友達や恋人との距離が近い子や

学年の代表みたいな子とかだった。



私は花束を買ったことがない。

綺麗なものに汚いものを使うのに

戸惑うからだ。

けれど、

貯金をすることで腐らせて、

結局さらに汚くしている。


私は、高校で華道部に入りたかったと

どこかで確かに思っていたはずなのに

いざ部活希望届に書く時には

手が止まった。


日常でこの先花を生けることがあるか?

もっと人と協力しあって楽しめる部活がいいんじゃないか?


役に立つだとか人と協力するとか

苦手なくせに見栄を張ろうとする

私の道に咲く花は

ドライフラワーでもなく枯れた花でもなく

造花だ。


今も何も変わらず

ただ埃を被って

笑えてない自分を笑う。


雑草の花の方が綺麗だ。

連れてこられただけの外来種の花の方が

よっぽど綺麗だ。

こんな花ですら

みんなが綺麗と言う花に隠されてしまうらしい。


綺麗な誰かが中心に動かしているこの世界は

初めから綺麗な花束で溢れかえっている。

私は見ているだけで十分だと思うことにした。


















2/8/2026, 11:24:08 AM

ースマイルー

forced smile

直訳 :強制された笑顔

意訳 :愛想笑い





その場の空気を読んだ自分に

強制された笑顔。

立場を守ろうとする自分に

強制された笑顔。


そんな笑顔に歪んだ正義感の睨み顔。

心は笑いも睨みもしない。


嫌いなわけでもなければ

好きなわけでもない

そんな人間関係で気づかないうちに

手に入れた便利そうで不便な道具。

forced smile


この道具を持っていない素直すぎる人に、

歪んでしまったのか

歪みきって伸びてしまったのか分からぬ

正義感で溢れる世の中では

また、冷えた笑み。

私は無表情。

どうすることも出来ない。

私も

結局は歪んだ自分よりも他者を怖がる

見せかけの臆病者だ。




家に帰った瞬間感じる疲れは

他人に疲れたのではなく

他の自分たちに強制された疲れだ。


そんなforced smileのforcedのところを

とって、

smileを超えてlaugh にさせるのは

自分よりも大事な誰からしい。





(突然の英語の不自然さに笑わないでくださいね)






































1/20/2026, 12:57:17 PM

ー海の底ー
、、
青春がそこにある。そう思った。


高校入試直前、塾の先生は、学校の先生は、言った。

これを乗り越えたら楽しいことがあるよ。


そりゃそうだ。
これまで孤独でも踏ん張ってきたんだから。


塾でも学校でも馬鹿にされることが多かった私は

卒業を解放の日と考えていた。

卒業式に涙ぐむ同級生の気持ちなど分からなかった。

結局、感謝や謝罪や友情もましてや恋愛感情など

本当には感じられないまま、

小学生以来忘れたまま、

中学校の卒業式を終えた。



そして、

もうすぐ高校の卒業式。


私は、

卒業式を

また

楽しみにしている。






私は

踏ん張った。

もう変な人と思われないために

頑張った。

返ってきたのは

最初は良かったね、の言葉。

結局人間は芯からは変われないらしい。


「成功する人は変えられるところを変える人だ」

先生の熱の籠ったひとつひとつの諭すような言葉など

ただ海の表面に吹く弱い風だった。

変えられないところを馬鹿にされるから

変えようと思うんだろう

それでも変われなくてまた人に言葉で刺されるから

人間関係は苦しいんだよ。











入試とはまた酷なもので

どれだけ孤独に耐えてこようが

いじめっ子の方が結果が良かったりすることもある。

これが現実だ。


仕方がない。


合計点を性格の悪さの数字じゃないかと

都合の良いように捉えようとする

自分もまた虚しくなって

ただ駅の反対側のホームから見えないところで

涙を零した。


報われない。

そうだ。

こんなもんだ。




青春の海は黒かった。
、、
少なくともほんとうにそこにいる時は

黒いのである。

































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