蒼夏

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11/29/2025, 4:40:30 PM

ー失われた響きー

なぜ人は人の言葉が理解できるのか。

ここで他の生き物より

脳が発達してるからって答えに

私はちょっと物足りない。


言葉を使うのは人だけだと言うけれど

それは私たちが鳥や蝶や蛙や魚とか全部の生き物に

なれない限り

分からないかもしれない。


私はたまたま人に生まれただけで

どうして人が作り出した

音や文字から飛び出したものが

意味を持つものと、

大切なものだと分かり、

そして

何故意味がわかるまで

何もない言葉というものに

感動したり、嬉しくなったり、傷ついたり

するのだろうか




まぁ、でも、

現代に生きる人の間でも

人の言葉を伝えたり受け取ったりするのには

不器用さが残っているんじゃないか。

それは本当に人の言葉を理解出来てるかって

結局、それを伝えてる人に…

うん、なれやしない。


どうもこれがもどかしい。

想像するしかないんだろうが

やっぱり疲れる。

私はそうして1人でいたいと思っていたはずなのに

実際に1人でいると寂しくなる。

ブレない考え方を持ってるような人ではないから

一人でいると今度は自分に振り回される。


それを言葉にするしかないと、

こうして書いている。


でも、本当は自分も誰かに

自分の言葉を、

本当の意味でわかって欲しいんだと

わかって貰えるように表したいんだと

多分そう思っている。


その誰かが

誰なのかを知ることが出来なくて、

自分が信じるしかなくて、

そのままを伝える言葉も上手く使えなくて

また人に伝えることを諦めてしまうけど、


でも、いつか、

あの日に失われた、私のどこかにある

響きを、

そのままの響きで

誰かに伝えたい






































11/23/2025, 1:14:19 PM

ー手放した時間ー

悩んだ時間は思ったより報われなくて

今も何もせず涙にくれたあの時間が

無駄じゃなかったと言いきれずにいる。

悩むことで強くなれるらしいが

実感がない 。

私の強さ弱さが誰に分かるのかは知らないけど

知らないけど

誰かに何かを認めてもらいたくて

数字に囚われた日常を過ごす。

本当にやりたいことなど

忘れたままで。

あの日の苦しみは

忘れられないままで。

そして

大切なものは

気付かないふりのままで。



それでも、

いつしか、

楽しめないこともある今日の中に、

一緒にいて楽しいと思える人がいる今日、

信頼出来る人がいると感じられる今日、

誰かにありがとう、と言われ、
返すことの出来る今日、


それを感じられるようになったのは

あの日の傷が治ったか

何度も確かめようとする

自分を手放したからだろうか。












11/14/2025, 12:10:20 PM

ーささやかな約束ー

「また明日」と言ってくれた友達は

私がいない今日を

少しだけでも

気にしているだろうか

人は疑わない方がいいね

過去に会ってきた人とは違う人だから。

それでも、

あの人の嫌な笑い方とか

うんざりする様な陰口とか

既読スルーされたままのLINEとか

なぜ今思い出すかな、、、

1人だからか…。


泣いても馬鹿にされるから

寂しいとか辛いとか忘れてたな

友達の前で時々出るネガティヴな自分が

どうも好きになれなくて

今日も自分が幼すぎて嫌になる


それでも、

きっといつか辛かったことが何かに変わることを

信じてる

きっと

それぞれ違った道を歩んで

きっといつか

お互い
そこで大事なものに気づくんだろう

誰かと傷つけ合っていても

誰かに優しくできる日も来るんだろう




熱が下がった。

休んでた分取り返すのは大変だけど

誰かが待ってくれてる気がして

ローファーの音ははやくなった。











11/6/2025, 2:38:18 PM

ー冬支度ー

今日はあれをしてこれをして

その後にどこどこにあれを提出して、、、

出願書類のサインもお願いして…

重いのは荷物か心か

勝手に下を向くこの身体は

どこに向かう気か、

向かいたいのか、

私は今人生の分かれ道にいる、多分。

先生がそう言ってたから。

クリエイターとかエンターテイナーとか

そういう人達だけが輝いて見える。

そんな人たちの努力とか現実とかも知らないで。

危険信号だと思った。

でも、きっと、本当はどうだっていい。

今の感情も、それはそれで足掻いてる証拠だろう

不安になろうが辛かろうが

この道で

努力し続けるしか自分には選択肢がなかった、

というよりつくりたくなかったことくらい

直感的に確信していただろう?


ふと、いつもの癖でチャックを触ろうとする。

ん?硬いボタンに手が当たる。

制服のボタンだ。上着を忘れたのか。

青白い空と太陽のその奥の熱にやられて

寒さなど忘れていた。







10/26/2025, 2:25:36 PM

ー終わらない問いー

生きてる価値?生きる目的?

急に難しいこと考え出したな思春期の自分よ

生まれたときからそんなものは無かっただろうよ

なぜ人がつくった自分の価値に囚われてるんだよ

自由だっただろう、楽しめただろうなんて言っても

結局あれが精一杯だったんだろうな

その時感じたことが答えなのかもしれない

最適解かは分からないが

回り道でも、、、いいもんだと思うな

知らんけど。







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