ー終わらない問いー
生きてる価値?生きる目的?
急に難しいこと考え出したな思春期の自分よ
生まれたときからそんなものは無かっただろうよ
なぜ人がつくった自分の価値に囚われてるんだよ
自由だっただろう、楽しめただろうなんて言っても
結局あれが精一杯だったんだろうな
その時感じたことが答えなのかもしれない
最適解かは分からないが
回り道でも、、、いいもんだと思うな
知らんけど。
ー消えた星図ー
今日がもうすぐ目を閉じる。
私は昼よりも目が冴えたままで
不健康な光以上に
光るものもない私のスマホ画面で
悩んでることを調べては
ごちゃごちゃの冷えた文字を読む
あぁ、昨日の今は何考えてたっけ
昼にはなんか上手くいってるような気がして
また夜に思い出す。
日記を開く。
昨日の日記に今日は共感できない。
ホントの正しい生き方なんて
調べても出てこないよな。
正しいことに疲れて
言い訳したくなる時もあるよな。
そのままでいいとか
変えられるとこだけかえたらいいとか
変えろって言われるよりはいいけど
否定されるんだよな、叱られるんだよな、
あんな人にはなりたくない、
こんな人になりたい、
思うけど
結局自分って人に決められんだな
こんなもんだこんなもんだが口癖です。
星図ってあんまり見ないから
画像を調べてみた
星図って一気に星が見れるんだね
平面で。
位置も分かりやすくて。
夜空の星は好きなのに
すぐスワイプしてしまった。
…電源を切ろうか。
ー青い風ー
いろんな鳥がいてね、
いろんな植物がいてね、
いろんな虫がいてね、
いろんな石があってね、
全身の表面から脳裏にまで伝わる
歪で自然な感覚が
妙に心地よく
笑えない私を受け入れる様で
歪なものを全て隠し
熱いくせに冷たい顔をしている
アスファルトとは違ってね
そこには
青い風が吹いていた。
自然は
理想のおとなだった
ーカーテンー
君に言いたいことはそのままで、
でも
もうちょっと、
優しく、
伝えられるように、
少し光を含んで
ふわりと今日も
優しく君に
風を見せて、
風に乗って、
止まない風も時も
止められるくらいの
言葉を。
ー青く深くー
プールの底に
手は届いても、
青春なんてものに
手は届かない。
25メートル。
そこで待っていた君。
瞳は夏の水面より
細かく、明るく、深かった。
泳ぎ切ろうが
地上につこうが
ずっと浮ついた心を
空に吐いては
掴みきれない青さを憎んだ
沈みきった空に
残っていた青を無くした
今はただ空に
物足りなくなって
息を吸う気も失せるから
みすぼらしさを
愛して、青く、深く。