ー心のざわめきー
「あぁ。またか。」
僕はまた一人ぼっちになった。
仲良かったはずの友達は
初対面から変わってゆく僕の印象に
がっかりしたんだろうか
「まぁ、どうでもいいけど。」
、、、、、、
そう言い聞かせる。
頭の中では
どうしたらあいつらに勝てるか、
なんて考えてる。
自分でもバカだって思う。
「あいつらは僕のことなんて気にしていないのに。」
そんな言葉が頭に浮かんだ瞬間、
僕は涙が止まらなくなった。
「なんでだよ、
初めから期待しない方が楽って
独り言こぼしてたくせに、、、」
僕の心の扉を作ろうとする感情と
壊そうとする感情の騒ぎ声が響いていた。
ーさぁ冒険だー
冒険するぞ!って聞いて
思い浮かぶのはどんな場所だろうか?
大自然?どこかの知らない国?
多分ほとんどは
まだよく分かっていない場所を
思い浮かべるんじゃないかな。
なぜ知らない場所に行きたくなるんだろうね。
よく「自分探し」って言葉を聞くけど
色んな理由があるにせよ
1つの「人生経験」みたいな感覚で
未知の場所に行く人が
冒険で求めているものは
その場所でしか得られない
物じゃなくて「もの」なんたろう
そこから
1番分からない場所、
分からないこそ冒険する価値がある場所は
その人の人生、
その人そのもの なんじゃないかなと感じた。
ー魔法ー
魔法をかけました。
魔法が解けたら
2秒経ってます。
ー君と見た虹ー
「虹は7色っていうけど
だいたい1色か2色くらいしか見えないものね。」
空とちがって雨のあがらない心の中。
1色しかない日常に色をつけたいけど
どの色をつけても隠れてしまう。
そうね、虹にある色は目立たないわ。
夜空にも消えてしまうのだから。
虹を見て、何かいい事あるかもなんて
私より幸せな人が言ったんでしょ。
もう、何もいらない、
不満も恨みも愛も何もかも全て。
ただ、欲しかったのは
何も無い、白だった。
ー君の声がするー
おはよう。
返ってこない声。
気にしないフリをして
そのまま自分の席に座る。
授業を受ける。
帰る。
友達「だった」人。
君にとって私は何なのだろう、
きっと嫌ってるのね、、しょうがないね。
私にとって君は何なのだろう。
君を嫌いにもなりきれないけど
お人好しというほど
綺麗でもない自分が嫌いになりそうだ
嫌いになりきれない、
気にしないフリをするのはどうしてか?
それは、
私がしんどい時一緒にいてくれたから。
ちゃんとありがとうって、伝えたけど
伝わってなかったのかな。
もう遅いね。
何も言い返せないんだ。
無視もできないんだ。
「病気だった」なんて言ったって
だから何だよって話だよね。
自分を正当化するな、っていう
声が聞こえる気がした
親から言われる
こうしたから、ああしたから、
こうなってしまったんだから
自業自得だ。
ああしなさい、こうしなさい…
心が弱っていた
あの頃の私はこれに振り回されていた。
でも、今はゲンキになって
月日が経ったせいか
しょうがない、と思う「ことにしている」
楽しそうに友達と話す
君の声は
今も聞きたくないや。