ー夢見る少女のようにー
いつからだろうか
素直な人を見て
自己嫌悪するようになったのは
真面目に努力してる人を見て
白けてしまう
そんな自分も好きでいたいような
擦れてできた傷も馬鹿らしく思う、そんな
ひと。そう、ひと。
ひとなんて汚い、そんないつか言った言葉が
まるで焦げきった甘えに変わって
虚しさがむしろ心地良い様な
朧気な感覚で
何かを求めている。
「そんなので
何が得られるんだ」
夢見る少女が
健康な人なのか
そう苛立ってしまうが
この悪夢も覚めてしまう
それはそれで虚しいが
よく寝た朝の様に
なぜか満たされてしまった
6/7/2025, 3:00:34 PM