YOU

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1/20/2025, 7:35:07 AM

ただひとりの君へ伝えたい。
君という存在に、代わりはいない。ということ。
君に良く似た声、姿の人は探せばいるのかもしれない。
けど、僕が愛してるのは君だけだし、愛せるのも君だけ。
ねえ、君にとっての僕は、どんな存在なんだろう。
僕が君を想うように、君にも僕を想ってほしいな。
いや、そう想ってもらえるように、これからもずっと、今以上に君を愛していくよ。

1/19/2025, 7:58:28 AM

握っていた手を、パッと開いてみる。
開いた手のひらには、何がある?
何もない?いや、見えない、感じないだけで、空気が乗っている。
空気だけじゃない。きっと見えない、感じないだけで、何かは乗っているのだろう。
「まるで、僕の手のひらは宇宙みたいだ」
宇宙みたいに、わからない何かを乗せている。
見えない、感じない、手のひらの宇宙に、ワクワクが止まらないのだった。

1/18/2025, 8:43:56 AM

「良い天気だな」
よく晴れた休日。買い物をするため街を歩いていると
「わっ、帽子が」
風のいたずらにあう。
「あ、待って」
後方を振り返ると、飛ばされた帽子がコロコロと転がっていた。
「風、吹いてなかったのに」
慌てて追いかけると、視線の先、女性が拾ってくれているのが見えた。
「すみません。拾っていただきありがとうございます」
女性の前に立ち、お礼を言うと
「いえ。さっきの風、強かったですね」
女性はにっこり笑う。
「あの、何かお礼を…」
「お気遣いなく」
「でもそれじゃ、俺の気が…」
というやりとりをし、
「わかりました。行きましょうか」
女性と一緒にカフェに行けることになる。
「これも、風のいたずらかな」
風のいたずらで知り合えた女性。このあと、この女性が俺にとっての大切な人になるのは、また別のお話し。

1/17/2025, 6:47:46 AM

廊下のイスに腰掛け、今か今かと待っていた。すると
「オギャーオギャー」
と、分娩室の中から声が聞こえる。
「おめでとうございます。女の子ですよ」
「ありがとうございます」
聞こえてきた会話に、俺はホッと胸を撫で下ろした。

「中へどうぞ」
しばらくそのまま待っていると、分娩室から出てきた看護師に中へと促される。
「ありがとうございます」
逸る気持ちを抑え、静かに中に入ると
「あ、あなた」
産まれたばかりの赤ちゃんを胸に抱き、キミは嬉しそうに微笑む。
「女の子よ」
「…ああ」
元気そうな赤ちゃん。胸にこみ上げる気持ちのまま
「お疲れさま。ありがとう」
妻に感謝を伝えると、妻の瞳から透明な涙が流れる。
その涙に、妻も赤ちゃんも俺が守る。と強く思うのだった。

1/16/2025, 9:47:30 AM

興味のない番組を見ながら
1人淋しく夕ご飯を食べる。
キミと一緒に食べているときは、あんなにも楽しく、美味しく感じられるのに、1人だと、何を食べていても、ただ空腹を満たすために食べている。としか思えない。
「1人だとつまんねえな」
かけっぱなしのテレビからは、笑い声が聞こえるけど、俺の心には、何も響かない。
「今すぐにでも、あなたのもとへ行きたい。1人では何も感じない冷え切った心も、あなたと一緒なら、春のように温かいぬくもりに包まれるから」
なんて言ったら、あなたはどう思うだろう。
そんなことを考えながら、箸を動かすのだった。

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