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1/12/2025, 7:38:49 AM

未来への鍵 と あたたかいね です。

未来への鍵

「…どうかしたの?」
今日は家でのんびりしよう。と言われ、キミの家に来たのに、肝心のキミはソファに座りボーっとしている。
「ねえってば」
顔の前で手をひらひら振ると
「え?何?」
ハッとした顔で、俺を見る。
「さっきからボーっとしてるけど、何かあった?」
「え?」
「お家デートなのに、1人で映画を見ててもつまんないんだけど」
唇を尖らせると
「ごめん、ごめん」
キミは苦笑する。
「何か悩んでるんでしょ」
「え?」
「俺、彼氏だよ。見てればそれくらいわかるって」
キミの頭に手をポンと乗せると、キミは俯き
「…仕事、辞めようかと思って」
弱々しい声でつぶやく。
「そっか。仕事を辞めて、困るようなことがあれば何でも言って」
髪を優しく撫でると
「…反対しないの?」
顔を上げ、泣きそうな顔で俺を見る。
「するわけないよ。そんなに思い詰めるほどなら、むしろ、辞めることを勧める」
「………」
「キミは今、次の未来へと進む、未来への鍵を手にしてるんだ。あとは、扉を開けるだけ。俺もそばにいるんだし、恐がらずに次の扉へ進もうよ」
「…ありがとう」
俺にギュッとしがみつき涙を流すキミを、俺は優しく抱きしめたのだった。


あたたかいね

「う〜寒っ」
コートの襟を立てて、寒い風が吹く中を歩いていると
「お疲れさま、今帰り?」
背中をポンと叩かれ、声をかけられる。
「お疲れさまです。主任も今帰りですか?」
隣に並んだ主任を見ると
「うん、駅まで一緒していい?」
笑顔を向けられる。
「はい、もちろんです」
「ありがと」
主任のことが気になっていた俺。心の中でガッツポーズをしていた。
「それにしても、寒いね〜」
仕事の話しをしながら駅に向かって歩くも、向かい風が吹き付け、寒さが増していく。
「ホントですね。気休めにしかならないでしょうが…」
俺は自販機の前で立ち止まり
「良かったら」
コーンポタージュを買い、主任に渡す。
「ありがとう」
主任はコーンポタージュを受け取ると、それを頬に当て
「あたたかいね」
微笑む。
「………」
主任の微笑みに、胸が騒ぎ出すのだった。

1/10/2025, 9:55:49 AM

星のかけらをたくさん集めて
キミにプレゼントしてあげる。
キミは僕にとって、輝ける星。
いつでもキラキラしてて、眩しい存在。
そんなキミが落ち込んでるなら、僕がキミを輝かせるよ。
いつでも僕はキミの味方。
どんなときも、そばにいるよ。
だから安心して僕のそばで笑ってて。
キラキラ輝く笑顔のキミが、僕は大好きだから。

1/9/2025, 9:37:49 AM

Ring Ring…
と音を鳴らしながら、キミが近づいてくる。
「どうしたの?」
頭を撫でると、キミは、座った僕のひざに手を乗せ首を傾げる。
「ん?ひざに乗る」
再び頭を撫でると
「にゃーん」
うれしそうな声を上げ、僕のひざに乗る。
「にゃーん」
僕のひざの上から僕を見上げ、甘い声で鳴くのは…
「はいはい」
優しく体を撫でると、キミは体を丸め、目を閉じたのだった。

1/8/2025, 9:43:39 AM

人生という長い道のりを歩く中で
困り事や悩みを抱え、立ち止まることがある。
「どうしたの?何かあった?」
「え?」
「難しい顔してるから」
仕事をどう進めたら良いか。と考えていただけなのだが、そんな表情をしていたらしい。
「ああ、仕事のことでちょっとね」
「そっかぁ。私にはあなたの仕事のことはわからないけど、あなたの思うようにやれば大丈夫だよ」
キミはニコッと笑う。
「…ありがとう。頑張ってみるよ」
僕が立ち止まると、キミは追い風のように僕の背中を押してくれる。
キミの笑顔に応えるためにも、仕事を頑張ろうと思うのだった。

1/7/2025, 8:01:16 AM

君と結婚して家族になって
君と一緒に何をしよう?
僕と君の趣味。スイーツを食べに、いろんなお店に行ってみようか。
ホールケーキを切らずに、2人で食べてみたい。って言ってたよね。それもしよう。
2人でいろんな場所に旅行に行く。そういうのもいいよね。
けど僕は、何もしないで部屋でのんびりする。それだけでもいい。
だって、君と一緒にいられるだけで、僕はこんなにも幸せだから。

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