25時

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5/17/2024, 2:54:18 PM

眠れない、眠れない、眠れない

身体を何度も転がす

疲れて、やがて目を開けたとき

窓の外には明るく輝く月が浮かんでいた

そのうち眠気がこみ上げてきて、 ゆっくり目を閉じる

瞼の裏にも、その光は残っていた

5/16/2024, 1:45:07 PM

「愛があればなんでもできる」

電車のドア横にあるポスター。本屋大賞第一位。あのキャッチコピーは本の内容を一言で表現しているんだろう。

愛があればなんでもできる?

そんな、エナジードリンクみたいなもん、愛って

電車を降りても、心の中でケチをつける。ハイヒールが重くて、もう歩きたくない。鞄が肩に食い込む。今すぐ倒れ込みたい。でも晩御飯は買いに行かないと。


食材の重みを腕に感じながら、玄関を開ける。にゃーんと声が聞こえる。


疲労感を放っておいて、何かしてあげなければと思う。愛は痛みを感じなくなる麻酔かもしれない。
だからなんでも出来るのだ。

5/15/2024, 2:44:46 PM

後悔という2文字が怖い

後悔をしないように生きたい、はある種の強迫観念のように自分の中で湧き上がってくる

今を後悔しないように、歳をとった時後悔しないように、やっておけばと後悔しないように


拳銃が頭にずっと当たっている気さえする


後悔という2文字が怖い

5/14/2024, 1:49:13 PM


ロマンス詐欺に遭い、人間不信になった。

詐欺にあっただなんて、きっと親はがっかりする。唯一相談できるのが、マリアだった。マリアはあだ名で、ちょっとしたコミュニティのリーダーだった。

マリアの言葉や占いは人を動かし、魅了した。彼女はカリスマというやつなんだろう。

マリアの占い通りに名前を変え、彼女の勧める化粧品や日用品、飲料まで何もかも買った。自分に自信が湧いてくるようだった。マリアは私を否定しない。

見捨てられたら私は、自分がどうなってしまうかわからないから。何も疑わなかった。


今私の立っている場所が廃屋の屋上でも。
でも。でも、マリア、


私はもう一度マリアを見た。

「なぜ私は飛ぶの?」

「ここで試されてるのは私の力を信じるか、信じないかなのよ」

その声色は私を責めていない。頭を撫でる母親のような柔らかさ。

「私の力があるからあなたは怪我もせず着地できる」


私は風に身を任せた。

5/13/2024, 2:49:18 PM

リフレッシュするために旅行に行った。お昼頃、ホテルにチェックインし、窓から街を眺める。別の街の景色を見て肩の荷が降りた気がした。


観光していると行列ができているラーメン屋を見つけた。遠出してるんだし、どうせなら美味いものが食べたい。お昼を食べ損ねたからちょうどいい。


並び始めた時よりお店の扉が近づいているが、もう暇を潰すのにも飽きてきた。なぜあの時、「どうせなら美味いものが食べたい」と行列に加わってしまったのか。


行列に加わって40分。この時間を「失われた時間」と思ってしまう俺は、行列に並ぶのには向いていない。

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