鏡花 水月

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12/1/2025, 12:16:33 PM

『凍てつく星空』

私が生まれた日は雪が降っていたらしい。
満天の星空が見えてたらいいなって思ったけど、
雪が降ってるんだから星が見えるはずがない。

最近決めたことがある。
もしも、
この世から私の大切なもの全部がなくなって、
ひとりぼっちになってしまったら、
誕生日の夜にはきれいな星空が見える場所で、
星を見ながら寝ようって。
きっと寒くないと思うんだ。
だって、大切なものが何もなくて、
既に心は凍ってしまっていると思うから。

きっと、空気は澄んでいて星はきれいだろうな。

11/30/2025, 12:36:08 PM

『君と紡ぐ物語』

どうなるかも分からない未来を考えることが好き。

私はいつか、大きな家を買って、
私の大好きなものが詰まった家にするんだ。
音楽のお部屋を作って、グランドピアノを置くの。
そのお部屋の本棚にはたくさんの楽譜を並べるんだ。
他にもね、
壁一面本棚のお部屋を作って、書斎にしたいな。
このお部屋には小さな冷蔵庫でも置いて、
本とお酒を楽しめたらうれしい。
それでね、私の横にはいつもあなたがいるの。
おばあちゃんになってしわしわになっても、
ずーっと私だけを愛して欲しいな。

私の想像する未来に、
いつまでもあなたがいてくれますように。

11/29/2025, 12:28:52 PM

『失われた響き』

最後に聴いたのは高校2年生の冬だった。
油断していたのがだめだった。
だって、あんな一瞬で落ちるなんて思ってもいなかった。
多分あんなにきれいな音を聴くことはこの先ないし、
それまでもなかった。
あの音の響きは私の中から消えていったけど、
今も余韻がたまに現れて、私の心を掻き乱す。

もしももう一度、
あれほどの音を聴くことが出来るのならば、
私はその人と生涯を共にしたいと思えるでしょう。

11/29/2025, 2:20:23 AM

『霜降る朝』

朝もだいぶ冷え込んで、
布団が私を離さない季節になった。
私は変わらず大きなベッドにひとりで寝ていて、
大好きなぬいぐるみ達だけが私を包み込んでくれる。
あと何ヶ月も大きな冷たいベッドで寝るかと思うと、
友人の家にでも居候したくもなる。

早く、ひとりでも寒くない季節になって欲しい。
起きた時の、
温もりのないベッドが寂しくて仕方がないから。

11/28/2025, 6:17:13 AM

『心の深呼吸』

最近疲れてるせいか、
心がもやもやして苦しくて仕方がない。
嫌な言葉をたくさん思いつくし、
自分を傷つけようとするから、余計に疲れちゃう。

少しだけでもゆっくりして、
苦しくならないように、ちゃんと息ができるように。

私の心が澄み渡った晴天でいられるように、
深呼吸できれいな空気を取り込みたい。

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