11/25/2025, 3:50:21 PM
『落ち葉の道』
ほとんど誰も通らない、このほっそりとした道は、
夜は怖いけれど、昼間はとても美しい道だ。
アン・シャーリーのように、この通りに名前を付けて、
るんるんで通っていた幼少期を思い出す。
時間が経っても名前は忘れてないし、
スキップはしないものの、
気分が上がるのは今も一緒。
私がおばあちゃんになっても、
変わらずここにいてくれるといいなぁ。
11/25/2025, 1:40:24 AM
『君が隠した鍵』
たった一度のすれ違いだった。
あなたの心の扉は閉ざされて、私の心も同様だった。
それまでようにLINEもするし、会えば話もする。
それでも、お互いに扉の鍵は隠されたまま。
もう元に戻ることはない。
11/23/2025, 3:13:31 PM
『手放した時間』
私を苦しめたあの時間は、
私の手のひらからはらはらと落ちていった。
まるで水が零れ落ちていくように。
本当は何もなかったかのように
心は軽くなって、呼吸もしやすくなった。
私を守るために、私が傷つかないために、
自らを苦しめるものは全て手放そう。
空っぽになった私を、心から愛そう。
11/22/2025, 2:11:24 PM
『紅の記憶』
昔からの爪を剥ぐ癖が治らなくて、
授業中に剥いでは血が出て指先真っ赤になってた。
だいぶ治って、今は爪が長くなった。
それでも、
痛いんだけどこの上なく気持ちが晴れる、
あの瞬間が忘れられない。
中毒みたいに脳に刻まれて、
私はそれから離れることが出来ない。
11/21/2025, 2:09:39 PM
『夢の断片』
今の私が持ってる夢は、
ほんの小さな欠片でしかない。
これまでで、色んなところに落としてきた。
もう拾えなくて、でも持ってるものは小さくて、
直ぐに壊れてしまいそうで。
夢が夢なのかすら分からなくなってしまった。
私の夢はなんだったんだっけ。