鏡花 水月

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11/15/2025, 10:42:49 AM

『木漏れ日の痕』

日差しが暖かかったから散歩をした。
暖かいところで寝ているイメージのある猫が、
何故か木陰で寝ていた。
なんでだろうなーって、
近くのベンチに座って考えてた。

たぶん、
寝る前はちょうど木漏れ日が当たってたんだけど、
時間が経って日が当たらなくなったのかなって。

最近疲れてたけど、癒された。

11/14/2025, 2:27:50 PM

『ささやかな約束』

記憶にあるかないかくらい昔にした約束、覚えてる?
本当に小さな、1日経てば忘れちゃうほど、
とてもささいな約束だった。
私は1日たりとも忘れたことはないんだよ。
そのくらい、私にとっては大切で暖かいもの。
これまでの私の心を灯してくれてた。

あなたは遠くへ行ってしまって、
もうこの灯火は消えてしまいそう。

最期に、私に逢いに来てくれませんか?

11/13/2025, 3:44:06 PM

『祈りの果て』

あんなにも強く願ったのは、
きっとこの先にはない。
それでも、叶わなかった。

ねぇ、神様、
どうして叶えてくれなかったのですか?
私がなにか悪いことをしましたか?
私の数少ない願いだったんです。
叶えてくれても良いじゃないですか。

もう涙も声も出ない。
空っぽになってしまった。
私には何一つ、残っていない。

11/12/2025, 2:14:56 PM

『心の迷路』

ずっと迷ってることがある。
全然ゴールは見つからないし、
見つかる気配すらない。
もう歩き疲れたよ。
だって見つからないんだもん。
いつまでこの迷路で迷い込んでいればいいの?
早く抜け出したいよ。

11/11/2025, 3:38:50 PM

『ティーカップ』

ほのかに桃の香りがする紅茶に口をつけ、
静かにカップを置いた仕草に、
思わず見惚れてしまった。
黒い髪色に、パーマがかかったかのようなくせ毛。
シンプルだけど華やかなワンピース。
まるで彼女のために作られたかのようなこの空間。
見惚れないわけがない。

彼女をここへ連れてきて正解だった。
誰が見ても、彼女は絵になっている。
一緒の時間を過ごせることは、私の1番の自慢。

いちごのタルトケーキとマスカットのタルトケーキを、
少しずつ交換しながら、たわいもない会話をする。
幸せすぎる。
今この世で1番幸せなのは私なのだと、
踊りながら世界中の人々に伝えたいくらいだ。

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