『friends』
あんなに仲の良かった君のことが、
今じゃ何ひとつとして分からない。
何を考えているの?何を思っているの?
一緒に居て楽しいって思ってくれてる?
私は変わらず友達だと思っているはずなのに、
変わってしまったのは私かもしれないと、
つくづく思う。
もう戻れないあの頃が、まるで幻想のよう。
おそらくこれからはの私たちは、
変わり続けるしかないのだろうね。
『君が紡ぐ歌』
あなたの書く詩がすき。
私はそれに音をのせるの。
あなたが書いた詩によって、この歌は完成していく。
あなたが紡ぐ詩を、ずーっと聴かせてね。
『光と霧の狭間で』
普段通りの帰り道。
雨が降ってきたから傘を差した。
その時、横にいたあなたが言った言葉が忘れられない。
どうして傘を差すの?と。
あなたの方向を見ると、雨なんか降っていなかった。
光と霧の狭間はまるで、
雨が降っていなかったあなたと、
雨が降っていた私のようだ。
私はいつも霧の中にいて、ずっとさまよっているけれど、
光側と霧側の距離は、思っている以上に近いのかも。
『砂時計の音』
あなたの寝息と少し小さめのアラーム音。
起きなければいけない時間だけど、
あと少しだけ、この時を過ごしていたい。
砂時計を用意して、
あと3分だけはこのままでいようと思う。
かすかに聞こえる、
あなたの寝息と砂の落ちる音。
いつまでも、
あなたの隣で目覚めることが出来ますように。
『消えた星図』
あの日、私は未知の世界を発見した。
世界を揺るがす、とんでもない発見だった。
まるで、世界が滅んでしまうかもしれないほどに。
後世に遺さなければならないと思って、
全てを星図に書き起こした。
完成間際、私が発見した壮大なものは、
発見してはいけないものだということを理解した。
それからの行動はあっという間だった。
誰にも読まれないように、見つからないように、
そっと、燃やした。
形はなくなったけれど、私の心には居続ける。
消えた星図は、私そのものとなったのだから。