鏡花 水月

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『光と霧の狭間で』

普段通りの帰り道。
雨が降ってきたから傘を差した。
その時、横にいたあなたが言った言葉が忘れられない。
どうして傘を差すの?と。
あなたの方向を見ると、雨なんか降っていなかった。

光と霧の狭間はまるで、
雨が降っていなかったあなたと、
雨が降っていた私のようだ。

私はいつも霧の中にいて、ずっとさまよっているけれど、
光側と霧側の距離は、思っている以上に近いのかも。

10/18/2025, 2:32:09 PM