鏡花 水月

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9/3/2025, 10:27:07 AM

『secret love』

いつからだろうか。
目で追うようになったのは。
視界に入るだけで私の世界に花が咲く。
それと同時に冷たい雨も降る。
もう忘れたいと何度思った事だろう。
もう諦めたいと何度思った事だろう。
私を見ることは無いと分かっているのに、
それでもなお、目で追ってしまう。

風船の如く膨らんだこの気持ちに針を刺そう。
隠すことが出来ている今のうちに。

9/2/2025, 10:42:21 AM

『ページをめくる』

私は明日、ページをめくる。
ついに、20ページ目に突入するのだ。
過ごした時は長かったけれど、
思い返すとあっという間だった。
1行目には何を書こうか。
初めてのお酒の味でも書いておこうかな。

9/1/2025, 2:05:36 PM

『夏の忘れ物を探しに』

あの夏、私は恋心を忘れた。
もう二度と恋愛をしないと心に決めた夏だった。
人を好きにならないために、
自分には向かない、つらいだけだと思い込ませた。

3年経った今も恋心を思い出せそうにはないけれど、
欠片を拾うことが稀にある。
足元でチリンと音が鳴り、拾おうとすれば、
脳に危険信号が鳴り響く。恋愛をするな、と。

自分にかけた呪いに、いつまで苦しむのだろう。
あの日に置いてきた恋心を、いつ拾えるのだろう。

いつかちゃんと、欠片ではない恋心を探しに行きたい。

8/31/2025, 10:42:32 AM

『8月31日、午後5時』

泣きながら手を動かす私。
宿題が終わらない。
なんで進めなかったんだろう。後悔しかない。
夏休み課題の試験だってあるのに。
それどころじゃない。勉強も出来てない。
台風が来て、暴風警報が出れば休みになるのに。
そうしたら宿題をゆっくり進められる。
いっその事、もう寝てしまおうか。
明日なんて来なければいいのに。

目が覚めた。夢だったみたいだ。
時計を見ると、8時半。一体いつの夢を見てるんだ。
もう大学生だというのに。
もう暫くは休みがあるから二度寝でもしようかな。

8/30/2025, 11:46:38 AM

『ふたり』

昔、私たちは1本の木だったと思うんだ。
何をするにも一緒で、互いに互いを必要としていた。
一緒の日々が、永遠に続くと思っていた。

今、私たちはその木の枝となって、
互いにそれぞれの道を進んでいる。
あなたの枝には、葉がたくさん付いているけれど、
私の枝には、数える程の葉しかない。

私とあなたは、全く違うけれど、
帰る場所は同じだと、そう思っている。

あなたの進む先が、
あなたにとって幸せであることを心から祈っている。

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