9/1/2025, 2:05:36 PM
『夏の忘れ物を探しに』
あの夏、私は恋心を忘れた。
もう二度と恋愛をしないと心に決めた夏だった。
人を好きにならないために、
自分には向かない、つらいだけだと思い込ませた。
3年経った今も恋心を思い出せそうにはないけれど、
欠片を拾うことが稀にある。
足元でチリンと音が鳴り、拾おうとすれば、
脳に危険信号が鳴り響く。恋愛をするな、と。
自分にかけた呪いに、いつまで苦しむのだろう。
あの日に置いてきた恋心を、いつ拾えるのだろう。
いつかちゃんと、欠片ではない恋心を探しに行きたい。
8/31/2025, 10:42:32 AM
『8月31日、午後5時』
泣きながら手を動かす私。
宿題が終わらない。
なんで進めなかったんだろう。後悔しかない。
夏休み課題の試験だってあるのに。
それどころじゃない。勉強も出来てない。
台風が来て、暴風警報が出れば休みになるのに。
そうしたら宿題をゆっくり進められる。
いっその事、もう寝てしまおうか。
明日なんて来なければいいのに。
目が覚めた。夢だったみたいだ。
時計を見ると、8時半。一体いつの夢を見てるんだ。
もう大学生だというのに。
もう暫くは休みがあるから二度寝でもしようかな。
8/30/2025, 11:46:38 AM
『ふたり』
昔、私たちは1本の木だったと思うんだ。
何をするにも一緒で、互いに互いを必要としていた。
一緒の日々が、永遠に続くと思っていた。
今、私たちはその木の枝となって、
互いにそれぞれの道を進んでいる。
あなたの枝には、葉がたくさん付いているけれど、
私の枝には、数える程の葉しかない。
私とあなたは、全く違うけれど、
帰る場所は同じだと、そう思っている。
あなたの進む先が、
あなたにとって幸せであることを心から祈っている。
8/29/2025, 12:38:26 PM
『心の中の風景は』
昨日は曇り、今日は雨。
明日は晴れかな、それとも雨が続くかな。
きれいな夕焼けが見れるといいな。