涙華

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9/19/2024, 2:53:54 PM

それは一瞬だった。

青信号だったはずなのに信号無視をした車。
周囲の人が叫ぶ声。
すれすれまで来ている車。

あ、私轢かれる___

本能がそう悟っていた。
次の瞬間私は突き飛ばされた。
私を突き飛ばすような相手は1人しかいない。

お願い、時間よ止まれ。

9/18/2024, 1:41:35 PM

君と見る夜景は夜景のようで違った。
君が太陽みたいだから夜景に勝っていたんだ。
日はとっくに沈んでいるはずなのに太陽みたいな君が夜景にも勝る明るい笑顔を見せてくれていた。

今日も君と家から見える夜景を見る。
なんだか今日は日どころか全てが沈んだ感じ。
太陽はどこへ行ってしまったのだろうか。

僕が想像する空よりもはるか高い所から照らす君の光が僕に届くのはいつ頃かな。

9/17/2024, 3:04:57 PM

私の好きな小説の表紙は花畑。

私は表紙で本を選ぶことが多いから惹かれて買った。
とてもかわいらしいピンクのお花や美しい白いお花で埋め尽くされたその表紙はまさに好みそのもの。

でも裏表紙は真っ暗で真ん中にぽつんと赤い花が1輪。
どっちが本当の姿なんだろう。
私は表面だけに惹かれるような人間で良いのだろうか。

9/16/2024, 10:17:34 AM

空が泣いている。

でもこれは本当に空が泣いているのだろうか。
もしかしたら「明日は雨でしょう」と人間に予報されてしまったから仕方なく泣いているのではないだろうか。

空が本当に泣いているのは通り雨の時だけだったりして。

9/15/2024, 3:23:26 PM

君からのLINEは距離を感じる。

実際に話す時はそんなことないのに。
私と君の心はどのくらい離れているのかな。

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