【スマイル】
君の笑顔が大好き。
明るくニカッと笑って、周りを巻き込むような笑顔が。
でもね、少し思ってしまう。
君の笑顔を独り占めしてみたいと。
駄目だと分かっている。
君は人気者で、僕に好意を抱いている訳無いのだから。
いつも、横からこっそり君の横顔を見ているだけ。
君の笑顔が欲しいと。
そう、願うだけ。
大好き。
君が僕を好きだったら、なんて。
何度も考えたけど。そんなわけ無くて。
心の中で君が好きだと、ただ、それだけ。
でも、出来ることなら君の笑顔が欲しいな。
"Give me your best smile?"
るあ
【どこにも書けないこと】
どこにも書けないし、誰にも言えないこと。
そんなものはない。こともない。
僕が君を好きなこと。
誰にも言えないことだ。
外を歩けば誰もが振り返る美形ので、クールビューティーと騒がれる君を、こんな僕が好きなこと。
きっと馬鹿にされる。
この思いは胸の中に秘めておくと、決めたんだ。
なのに。なのに。
君が思わせ振りな態度をとるから。
他の人には素っ気ない態度をとるくせに、僕の前ではニコニコと笑っている。
その度に僕の心はドクドクと脈打つのだ。
「ねぇねぇ、何してるの?」
きゅるんと首を傾げる君。
心臓がうるさい。
このままだとうっかりやらかしそうで怖い。
誰にも言わないと、どこにも書かないと、決めたのに。
僕は口を開いた。
「ぇ、と。君が、好きだなぁ、、って。」
るあ
【溢れる気持ち】
あぁ、好き。好き。好き。好き。好き。
あなたは僕の愛が重いことを知らない。
一度は隠そうとしたのだ。
でも。抑えることなんか出来なかった。
この溢れる気持ちに蓋をしても、ガタガタと動いて溢れ出てしまう。
許してください。
あなたを愛しているからなんだ。
こんなことをするのも。
あなたを部屋に閉じ込めて、画面越しに眺める。
もう慣れてしまったのか、俯いて諦めている様子だ。
絶望に染まるあなたも凄く良い。
前の希望を捨てずにもがいていた頃も好きだったけれど。
すすり泣く声が聞こえる。
泣いちゃった。
あは。可愛い。
心の中から気持ちが溢れてくる。
ピッピッとタイマーが時間を告げる。
あ、そろそろ夕飯の時間かな。
今行くよ。
待っててね。
るあ
【kiss】
そんなんじゃ安心できない。
手を繋がれても、ハグされても。
"愛してる"と甘い声で囁かれても。
全てが嘘のような気がしてならないのだ。
そんなのじゃ足りない。
もっと。もっと。
そう、求めてしまったら貴方が離れてしまうかもしれない。
もしも、貴方が何処かへ行ってしまうのなら僕はどうなってしまうのだろうか。
狂う?
そんな生ぬるい事で済むかは分からない。
もっと酷いことになるかもしれない。
そう。例えば、監禁する、とか、殺っちゃうかもしれないなぁ。
だから僕は貴方にkissをする。
それで幾分かマシになるのだ。
心の平穏を求めて。
愛しているよ。
だぁいすき。
離れないでね?
るあ
【1000年先も】
「大好きです。」
照れ隠しなのか、グリグリと顔を俺の胸に擦り付けながら言う君。
そんな君が愛おしくて仕方がない。
頭をポンポンと撫でながら"俺も好きだ"、そう言うと満足げにこちらへ微笑みかけてきた。
可愛い過ぎて、可笑しくなってしまいそうだ。
俺の手の届く範囲にずっと、ずーっと閉じ込めていたいくらいだ。
流石にそんなことはしないが。
「ずっと、一緒が良いです。」
疑問に思った。
どうしてそんな急に、と尋ねる。
「ちょっと、不安になっただけ、です。」
離れるわけがない。
君から俺が離れるときは、きっと地球が滅んだ時だろう。
口にして伝える。
「100年先も、1000年先も、ずっと一緒。」
「約束ですよ?指切りげんまんです!」
小指と小指を絡ませて約束をする。
いつか君の左手の薬指に約束のリングをつけたいな。
るあ