はな

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2/24/2024, 1:05:33 PM

小さな小さな命。
今日もどこかで生まれる。
それを誰かが大切に育てて、大きくなって。
悩んで迷って。挑戦して諦めて。
笑ったり泣いたりして。眠って。起き上がって。
誰に賞賛されることもなくても、毎日同じような小さな日々を生きて。
ずっと誰かに見つけられるのを待って、誰かを見つけて。
小さな想いを抱いて、また諦めて。
走って走って、ときには立ち止まって。
転んで。それでもなんとか歩き出して。
神を恨んで、悪魔に祈って、結局何もできなくて。
辛くて。
でも何かを、誰かを探して、いつか、夢とか希望だとか馬鹿みたいなきれいごとを叶えるために。
わたしたちは小さな人生を生きる。

2/23/2024, 2:10:12 PM

あなたを愛してる。
いつかそんな言葉を言われたい。
辛いとき、悲しいとき、腹が立つとき、自分が嫌いになるとき。
少しだけ、誰かになぐさめてほしい。
直接じゃなくても、ちょっとだけでいいから。
誰かにしてほしいこと、ずっと待ってること。
まずはわたしから。小さな想いをあなたに。

2/19/2024, 1:01:12 PM

はらはらと、枯葉が舞い落ちる。
それをわたしは眺める。なんとも言えない切ない感情が胸に溢れる。
この葉も、ちょっと前までは明るい緑色だったのに、すぐに老いて枯れてしまう。
もし葉に感情があったとしたら、この葉は幸せな人生を送れたのだろうか。
葉がついたばかりのころ、どんなに未来にわくわくしたことだろう。葉の色が濃くなってきたころ、どんなにがむしゃらに時間を楽しんだことだろう。葉が黄色に近づいてきたころ、どんなに残りの時に思いをはせたことだろう。そして、茶色くもろくなって、地面に落ちる寸前、この葉は何を思ったのだろう。
もし、わたしたちも木に生えた葉で、最後には枯れて落ちてしまうとしたら、わたしはどう過ごそうか。
他のどの葉より綺麗な色を目指す?他のどの葉より長く生え続けることを目指す?
タイムリミットは1年。長くも短くも感じられるこの時間、わたしはどう使う?
人間だって同じだ。わたしは残りの寿命をどう過ごすべきか。枯れてしまうまでの短い時をどうやって消費するか。
わたしは枯葉を踏まない。1年間、どんな生き方であったとしても、この葉はちゃんと生きたのだ。
その証をそっと踏み分けながら、わたしはすこしずつ、枯葉になっていく。

2/18/2024, 12:32:55 PM

今日のわたしにさようなら。
わたしは昨日のわたしと今日のわたしは別人だと思っている。
昨日どれだけ機嫌が悪くても、今日はなんだか気分が明るかったり、昨日どれだけ先生に褒められても、今日は全然だったり。
同じ人間ではあるけど、昨日のわたしと今日のわたしでは絶対に何かが変わっている。
とても些細なことかもしれないし、大きな変化かもしれない。
例えば昨日、友達と喧嘩したら、今日の朝は昨日の朝より気持ちが暗い。例えば今日、発表を褒められたら、今日の夜は昨日の夜より心が晴れている。
暗い気持ちにその後光が差すかもしれないし、晴れた心にもすぐに雨が降るかもしれない。
それは予測のしようがないけど、確かに変わっていくのだ。
だからわたしは、できるだけ明日の自分を他人だと思うようにしている。
他人だから、今わたしがどれだけやる気があっても、明日はそうじゃないだろう。
他人だから、あんまりキツいことさせたらいくら自分でも憎まれるはず。
それは分かり合えないとかそういう意味じゃなくて、人であることを覚えておくということだ。
よく言われる「自分を大切にしなさい」って、こういうことかなと思う。
さて、どうせ明日のわたしは学校が嫌で落ち込んでいるだろうから、メッセージでも書いておくか。

頑張ってね、わたし。なんとかなるよ。

これからわたしは、今日のわたしにさようならをして、明日の知らないわたしになる。
おやすみなさい。

2/17/2024, 10:32:02 AM

わたしのお気に入りのもの。
お気に入りのヘアピン。お気に入りの鉛筆。
お気に入りのスマホカバー。お気に入りの机。
お気に入りのクッション。お気に入りの本。
わたしの世界が動くたび、わたしの気持ちも動く。
でもどんな時も動かない、わたしのお気に入り。
悲しい時も、お気に入りのものに囲まれたこの部屋で泣いた。
嬉しい時は、お気に入りのものに順番に触れながら、この部屋で笑った。
時にはひとりでのんびりと読書して、時にはみんなと並んで楽しく会話した。
お気に入りのもの、揺るがないもの。
どれだけ気分が暗くても、明るい色が心に響く。
どれだけ頭がぐちゃぐちゃでも、すっきりした間取りが心を落ち着かせる。
いわばリセットボタン。でもゼロにするためのものじゃなく、プラスにする準備のためのもの。
大事な発表をする日の前日とか、不安で仕方ない時。
お気に入りのリセットボタンで、いつものわたしに戻って、これを活かす準備をする。そうしたら、もう大丈夫。不安なんて消えちゃう。
いつか手放すことになるかもしれない、わたしのお気に入りのものたち。
でもわたしの心の中にいつもある、お気に入りの部屋。そこでまたリセットボタンを押して、わたしはそっと準備を始める。

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