性同一性中学生

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2/1/2025, 11:02:05 AM

愛されたことの無い人は愛することが出来ないことを知った。暴力で愛を語られてきた人は、暴力でしか愛を語れないことを知った。ただしく愛を受け取る努力をしなかった人は歪んだ愛を押し付けてしまうことを知った。それに気がついた時、私はもう手遅れなことを知った。今まで追いかけてきたものがゴミになった一瞬だった。
手放した愛は私に手を振ることがなかった、だから代わりに私はそいつを踏むことで私を愛する気になることにした。

1/18/2025, 12:15:37 PM

手のひらの宇宙はいつしか消えていた。
私が幼い頃は空を飛ぶことが出来て、魔法使いになれて、空を流れる雲は物語を作り、シーツはマントになった。手をかざせばそこには宇宙が広がり、月にまで飛んでいけた。
いつしか勉強が大切で忘れていたけれど、今だって昔と同じように手をかざせば宇宙は広がるはずだった。
けれど、私の期待は淡く脆く何よりも私の信仰心のなさによって崩された。私がもっと、私を信じれば、私がもっと私を愛していれば今も宇宙は簡単に広がるはずだった。
だが、何度目をつぶって空を仰いでも、私の目に移るのは恐ろしいくらい青い空と、ただの手のひらだった。

1/16/2025, 1:15:14 AM

貴方の元へ消えて飛んでいきたいけれど、お金が足りないわ。死んで残るものなんて灰とお金くらいだもの。今のうちにお金を貯めて、全て可哀想な子供たちにあげるのよ。そうしないと天国に行けないもの。お金があれば幸せになれるから。もう少しだけ待ってて。

1/14/2025, 12:50:05 AM

まだ見ぬ景色に期待している私へ。
君は私をなんでも出来る神様のように考えているかもしれないけれど、私も人間なんだよ。君と同じ人間で、君と同じ過去を持っていて、君が今暮らしている時間が過去になっているだけの、同じ人間なんだよ。
今君が生きていることで私は色々な人と会えました。色々な経験が出来て、頭も良くなって、社会も知りました。生きてくれてありがとう。君が生きたそのせいで私の世界は真っ黒です。
親に反論が出来ないことを知ったとき、正直、諦めに近かった。産んでくれなんて頼んでいないなんてありきたりな言葉を言うつもりなんてサラサラなかったよ。君ならきっとまだ経験も少ないから言ってしまうのかもしれないね。だけどね、親だって、子供を産もうと思っても、私を産もうとは思っていないはずだから。だから、そんなことを言って無闇に人を傷つけちゃあいけないよ。
あの頃の私は逃れようと必死だったのだと思う。どうかな、君は今逃れようとしてる?今じゃもう分からないんだ。けどね、もう無駄だよ、私も君も、あの時に終わってたんだ。
人は面倒くさいことに思い出せなくても脳が記憶を保持し続ける。母親ごと階段から落とされたの、聞いたでしょ?子供は親の写し鏡だからね、君も嗚呼なるんだ。
もういいよ、誰かのせいにするのは疲れたでしょう?もう諦めて、全て自分のせいにした方が納得出来るよ。頑張ってね。
あの頃の私へ向けて、今の私より。

1/12/2025, 5:37:32 PM

あの夢のつづきをみたいと、幾度となく考えた。けれど、あれは今でも大好きだけれど、大好きだからこそ、諦めた自分が許せなくて、夢の続きに鍵をかけた。

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