性同一性中学生

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10/10/2024, 10:48:25 AM

涙の理由は聞かないでもらいたかった。貴方の言葉を無視したくないから。
突然に飛び降りたい衝動に駆られることがある。ここから落ちれば僕はきっと死ぬだろう。そしたらきっと君は灰になるまで一緒に居てくれるだろう。
君なしでは生きていけないからこそ、君の目の前で死んでしまいたいんだ。
嗚呼、僕には分からない!まったくもって、分からないのだよ。なぜ僕は生きていなければならならいのか、そんな疑問を持って生きる今に価値はあるのか、面白かったはずのものがつまらなく枯れていく…僕が段々と枯れていく。これ以上生きていたくないんだ。

10/3/2024, 10:19:07 AM

巡り会えたら、また、もう1回巡り会えたなら。約束を守れなかったことを謝ろう。君の声を忘れたことを謝ろう。
こんな僕にまた会ってくれるのならば、どうか、僕にチャンスをくれ。まだ言えていないんだ。愛してるも好きもありがとうも。
また、巡り会えたなら。

9/30/2024, 10:37:08 AM

きっと明日も続いていくのだろう。踏切の音、友達の喋り声、何となく聞き流す授業、変えられる花瓶の水、シンクを叩く音、美味しく見えない給食、味のしない食事、眠れない夜。 ひとりぼっちの夜。
1人にしては、広すぎる部屋に背を向けて、背中を丸めて、肩を抱いて、自分を慰める吐息。
きっと明日も続いていくのだろう。飛び出す勇気のない踏切の音、何となく聞き流す友達との会話、好きだったはずの授業、変えていたはずの花瓶の水、少し長めに手を洗うシンクの音、美味しそうだった給食、7色の味がしていたはずの食事、ゆっくり休んでいた夜。3人で、ひとつのお布団で寝ていた夜。
3人にしては狭すぎた部屋に入って、みんなで笑って話していたはずだった。

9/27/2024, 10:38:29 AM

「通り雨が上がったあとの葉を見たことがあるかい?雨の雫が下って、陽の光が透けてそれはもうこの世のものとは思えないほどに美しいのだよ。
写真を見せてあげよう。何枚でも、どんなものでも。
特にこんなのは珍しい、お気に入りなんだ。」
そう言ってカメラを送りながら笑う彼は、まつ毛の影を目に受けてとても美しく見えたが、伏し目の彼の目線はあくまで写真。私を見ることは無い。同じようですれ違う私と彼はまるで滑稽に見えるだろう。
彼が愛するのは自然であり、写真であり、人ではない。
だが、私は違う。願わくば、君と同じものを愛したい、がそれは出来ないのだ。私は、彼を今すぐに抱きしめ、背中に爪を立て、裂けるほどまでに彼を愛している。私と沈み、来世、生まれ変わっても私を覚えていて欲しい。机を挟んで、手を手繰り寄せて指を絡めて、抱きしめて、今にも一緒に死にたい。
「あっほら、みてごらん、通り雨が上がったよ。ほら、そこの木さ、右側の、そう、その木の1番手前の葉、あれは美しいよ。」
ファミレスの席に座って柄にもなくはしゃぎ、身を乗り出して窓から葉を撮る君のまつ毛を、陽の光が照らした。陽の光がまつ毛から目を照らす。透かして、見える。眼。そこに私は、この世のものとは思えない、神をみた。
うん、確かに、それは凄く、綺麗だね。」

9/22/2024, 12:27:43 PM

声が聞こえる。笑い声。明るい談笑、2人で机を挟んで短い休み時間にするくだらない話。
声が聞こえる。短く小さい嗚咽と、無音で涙を流す人。
声が聞こえる。棺に迫る泣き声と、棺から聞こえる笑い声。

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