きっと明日も続いていくのだろう。踏切の音、友達の喋り声、何となく聞き流す授業、変えられる花瓶の水、シンクを叩く音、美味しく見えない給食、味のしない食事、眠れない夜。 ひとりぼっちの夜。
1人にしては、広すぎる部屋に背を向けて、背中を丸めて、肩を抱いて、自分を慰める吐息。
きっと明日も続いていくのだろう。飛び出す勇気のない踏切の音、何となく聞き流す友達との会話、好きだったはずの授業、変えていたはずの花瓶の水、少し長めに手を洗うシンクの音、美味しそうだった給食、7色の味がしていたはずの食事、ゆっくり休んでいた夜。3人で、ひとつのお布団で寝ていた夜。
3人にしては狭すぎた部屋に入って、みんなで笑って話していたはずだった。
9/30/2024, 10:37:08 AM