性同一性中学生

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6/27/2024, 4:47:53 AM

君と最後にあった日のこと、まだ覚えてる。動かなくなった君を抱きしめた時に感じた感覚をまだ、覚えてる。足を上にあげて、椅子をずらして、汚物まみれの床を踏んで、異臭のする部屋から出た。君は別人かと思うほど変わっていて、首に着いた跡はどうにもならなかった。
叶うことなら、あの日に戻って、君を止めて、2人で1緒に逃げたい。

6/20/2024, 11:10:30 AM

あなたがいたから、あなたがいたから耐えていたのに。あなたの為だけに生きてきたのに。性別なんて別に良いわ、宗教なんて別に気にしないわ、あなたがいればそれ以上は望まないのに。なんで、昔から、そばに置いておきたい大切なものほど先に消えてしまう。

6/18/2024, 9:27:40 AM

1秒先の未来には、当たり前に君がいて、笑ってた。今だって、君は目の前で笑ってる。
でも、違うの、君の目の先に移ってるのは、私じゃない。

6/14/2024, 10:07:11 AM

あいまいな空の目は何を言うでもなく私を見下ろしていた。だが目は口ほどに物を言う、その瞳は確かに私を見つめて私を呪った。
私の大事な大事な空。可愛い可愛い空。いつも一緒に居た空。愛していた。空。
空が空から落ちてきた時、何故か心は揺らがなかった。空がそうなることを知っていたように思えるほど揺らがなかった。
どうか、空、お願い。死ぬまで私を呪って。死んでからも私を愛して。

6/11/2024, 10:52:33 AM

街を見下ろした。ここまで高い場所に来るのは初めてだった。ただ、ここに来れば、愛していた人の面影が、愛してくれていた人の面影が残っている気がした。
貴方が私に触れる度に、痣が増えた。貴方が私を抱きしめる度に、貴方への愛が深く重く貴方にのしかかった。貴方は私無しでは生きていられなくなっていた。だから、だから傍に居たのに。何が足りなかったの?
私がなにかした?酷すぎるよ。勝手に殴って、勝手に愛しておいて、勝手に死なないでよ。
今、私は、街の上に立っている足を、空へと踏み出した。

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