性同一性中学生

Open App
7/6/2023, 10:52:44 AM

「友達の思いでではいつも貴女の話は出てこなかった。誰に聞いてもまるで誰も貴女を覚えていないみたいに。」
 こんな一文が日記に書いてあったか?貴女って誰だ?そんなことを思っていた夏の日はすぎて未だに貴女のことは思い出せない。確かに大事な人だったのに顔も髪も声も何もかも貴女のことが思い出せない。どれだけ何を探しても面影は感じても貴女を思い出すことはできない。貴女を思い出せない友達の思い出は私の思い出にもなりつつあった。

7/5/2023, 10:17:18 AM

星空を眺めても月に手を伸ばしても貴女に出会うことはできなくて、どれだけ歌っても何処に行っても貴女の声を聞くことはできない。それは分かっているのに今日も期待をしてしまう。何を思い上がり、もしかしたら貴女に追い付けるかもしれないと言う思い上がり。私を置いていって自分だけ先に進んだ貴女に未練がある訳じゃない。それでももう一度貴女に大好きだと言ってもらいたかった。

7/2/2023, 2:15:01 PM

日差しが強く照らす花畑のベンチは空でどこからから悲しさを運んできた。風に乗ったアリウムの香りが鼻を突いて私の脳を刺激する。貴女の影が目蓋に浮かぶ。まるで太陽のような明るい笑顔で私の心を溶かしてくれた人よ。どうか、日差しとして私を照らしてくれ。

7/1/2023, 11:48:29 AM

窓越しにみえるのは貴女の笑う顔だった。窓越しにみえるのは暖かい太陽の香りがする花畑だった。そこには貴女は居なく、いつも貴女が座っていたところを囲むように花がなくなっていた。窓越しに見つめた花畑には貴女の面影だけが走って貴女が居ないことを嫌というほど分からせるように太陽がさんさんと悲しいほど広いそれを照らしていた。毎日見ても窓越しにみえる景色は変わることはなかった。

6/30/2023, 11:15:00 AM

赤い糸が切れた。プツリと小さくも琴線に触れる音を立てて切れた。貴女はこんなにも赤くなっているのに何故、なんで糸が切れたの?貴女は赤く染まって、私はこんなにも貴女を思って泣いているのに。
 貴女は何故私を置いて行ってしまったの?ずっと一緒だと言ったのは貴女だったのに。
 貴女が消えてしばらくしてから黒い糸が首に巻き付いて離れないの。お願い、帰ってきて赤い糸と共に。

Next