性同一性中学生

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6/23/2023, 9:24:13 AM

日常はいつの間にか変わっていて大きく空いた穴だけが塞がらずに自分を苦しめる。どれだけ詰め込んでも、どれだけ上から塞いでもまた空いてしまう大きな穴。前までは空いていなかったのにたった一日たった一人だけが自分の前から消えるだけで空いてしまった大きな穴。いつかこの穴が塞がって日常がまた昔のように代わったらその時は心置きなく笑えるかな?

6/21/2023, 10:15:05 AM

好きな色は青色。お母さんが好きだと言っていたから。好きなケーキはチーズケーキ。お母さんが好きだと言っていたから。好きな服は綺麗なワンピース。お母さんが好きだと言っていたから。でも本当は好きな色は黒だし、チーズケーキよりもチョコケーキが好き、服はワンピースやスカートよりもズボンが好きだ。それに女の子らしく私じゃなくて本当は自分のことを僕って言っていたい。青色でフリフリに飾った机よりもシンプルな机が欲しい。お母さんは何で全部私に押し付けてくるの?私はどれだけ言われても我慢してるのに何でお母さんは私が少し我儘言うだけで怒るの?
私って誰なの?私の好きな色って何色だったっけ?

6/20/2023, 11:11:03 AM

あなたがいたから私は生きていられたのかもしれない。貴女が居なくなったら急に自分の感情が分からなくなったんだ。どうしてこうなったのかは分からない。ただ頭の中心に漠然と佇んでいる"死にたい"は消えることはなかった。流れる涙の理由は分からなかった。貴女の居た席を見つめても声が聞こえるわけではなくただただ時間が過ぎていく。あなたがいたから私は生きていた。

6/19/2023, 3:18:42 PM

湿る空気に纏われながら悪いことをしていると分かっていても教室の黒板に書いた相合傘。叶うはずのない気持ちを書いても意味がないのにね。廊下を歩く大人の足音扉に手を掛けてガラリと扉が開くおとが教室に響く。「ごめんな、ごめんな」黒板の相合傘とその名前を見た先生が泣く。机に置かれた花瓶に目をやる。貴女の居たはずの席だった。いや、確かに昨日までは居た。黒板の相合傘は湿った空気と消える。

6/18/2023, 2:58:42 PM

エレベーターの降りる感覚は高いところから落ちる感覚と似ている。そんなことしたことはないけれど何故だか分かる。重力に引っ張られつつも上に重心が残るあの感覚。時間が過ぎるのがゆっくりに感じるあの感覚。何処かで覚えがある。落下していく中見えたあの顔を見せたのは誰だったか。大切な大事な大好きな親友。落下していく私を助けようとしたあの馬鹿は誰だろう。

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