世界に一つだけ
自分の価値観を見出すためには世界に一つだけのものをもつことだ。でも、何十億といる人間の中で、自分だけが持っているものって何だろうと考える。
スポーツが得意でも、他にもスポーツを得意とする人は大勢いる。
勉強ができてトップの大学に入っても、何かを成し遂げるためには、一人の知恵だけでは限界がある。世界で一人だけの成功者にはなれない。
では、世界で一つだけってなんだろう。
それは自分自身の人生ではないだろうか。
僕が私が歩んできた人生、そして、これから歩んでいくだろう人生は誰とも同じではない。世界に一つだけのものだ。
だからその世界に一つだけの人生を大切に歩んでいかなければならない。 この世界に一つだけの人生を最後まで諦めずに生きていく。ただそれだけだ、、、。
胸の鼓動
私は老人ホームで働く介護福祉士である。月に5回ほど夜勤がある。ご飯の後に口腔ケアをして、トイレに付き添い、パジャマに着替えさせ、オムツの交換をする。水が飲みたい、トイレはどこ?家に帰りたいと、ナースコールが鳴り止まない。夕方の5時から働いてやっと静かになるのが22時ぐらい。自分達もご飯を食べて、記録を書く。その間にもナースコールでトイレに行ったり、ここはどこ?と起きてくる人がいる。
0時半、2人夜勤のうちの1人が仮眠の時間になり、1人になる。
いつもは1人でナースコールや、起きてくる人の対応をして忙しいのだが、今日は静かだ。
記録を書いている時、ふと、暗い廊下の突き当たりを見る。髪の長い高齢の女性。胸の鼓動が早くなる。もうすぐ午前1時。巡視の時間だ。しかし、金縛りにあったように身体が動かない。
女性がすーっと個室に入っていく。金縛りから解ける。
あの個室は、、、。
急いで行って電気を点ける。その部屋の93歳のYさんが息をしていない。ナースを呼び報告する。
Yさんは看取りの方だった。
するとあの女性は奥様?奥様は去年亡くなられている。
あー迎えに来たんだなー。
奥様と一緒に行ってしまったんだ。奥様と一緒でYさんも怖くないですね。
でも、私は少し怖かったですよ、奥様、、、。「こんばんは」ぐらい言って下さいよ。
踊るように
ポケモンGOのポケモンの中に、踊るように現れてゲットしようとモンスターボールを投げると、見事に跳ね除けるポケモンがいる。
キレイハナはオレンジの花を頭に付け、葉っぱのスカートを着てゆらゆら動くが、可愛い顔をしてビシッとモンスターボールを跳ね返す。
チャーレムはインドの踊りのような動きをするが、格闘、エスパーポケモンだから、気でモンスターボールを跳ね返す。
ドレディアなんかは本当に可愛く愛くるしいポケモンだが、クルクル回ってハイパーボールでやっとゲットした。
オドリドリなんて、真面目に踊っている。
パルデア地方のポケモンもこれからどんどん出てくるだろう。
とても楽しみだ♪
さー冒険の旅へ!
時を告げる
私は一年前に医者に余命半年と言われたが、なんとか頑張って一年が過ぎた。
余命を告げられてから半年の間は、部屋の掃除、様々な書類の整理、保険や貯金の整理、お世話になった方々への手紙、両親の墓参り等、忙しく時間が過ぎていった。余命半年と言われたけれど、寝たきりにもならずなんとか頑張れた。でも、半年を過ぎた辺りからだんだんと身体を動かす事が辛くなってきた。食べることもできず、寝たきりになると、今までのことが走馬灯のように思い浮かぶ。
両親との思い出、夫との出会い、子供を産んだ時の感動、仕事での成長、娘と孫を見て微笑ましく思った時、両親を亡くした悲しみなど、私の人生が蘇る。
時を告げる鐘がなる。
幸せな人生だった。
ありがとうと最後に一言。
そして永遠の眠りにつく、、、。
貝殻
鎌倉の由比ヶ浜で見つけた桜貝の貝殻。淡いピンク色のその貝殻は、私達夫婦にとって素敵な思い出である。
10年前、付き合っていた私達はお互いに結婚を意識し始めていた。しかし、小さな町工場で働く彼はお金もなく、デートはいつもこの由比ヶ浜。私が握ったおにぎりと、ポットにいれたお茶を飲みながら、いろいろなことを話した。
「ごめんな、どこにも連れて行ってあげられなくて、でも、社長、優しい人でいい人なんだ。作っている物には自信があるんだけど、人が良いから、あっちの言い値で請け負っちゃうんだよなぁ。だからいつも儲からない。だけど、ああいう職人堅気な人好きなんだよなぁ」
私はあなたも充分優しい人よって思っていた。
そんなある日、突然プロポーズを受けた。
「うちの工場で何年も前から製造、実験していた物がやっと特許を取ることができた。銀行もこれには期待していて、お金も貸してくれるみたいなんだ。そしたら社長がお前、結婚しろって。これが売れなくてもお前だけは守ってやるから彼女と結婚しろって、、。
今は指輪も買ってやれないけど、ユキ、俺と結婚してくれるか?」
私は泣きながら頷く。
そして、私の左手をそっととって、淡いピンクの桜貝を指に乗せてくれた。
あれから10年。特許を取った製品が見事に当たり、工場も大きくなった。
春に産まれた女の子の名前は「さくら」。
あの時もらった桜貝は大切に取ってある。
私達の淡いピンクの思い出である。