「最初から決まってた」
やってみないと分からないよ
そんな言葉をよく聞く。
これからの未来なんて誰にも分かるわけない
そう思っていた。
実際、来は最初から決まってたのかもしれない。
だから
生きている中で奇跡や偶然、何かを起こさなければ未来は変わらない、と思った。
だから、私は今から自分を変える。
最初から決まってたなんて言わせない、自分自身で自分の未来を作り上げることを。
「太陽」
太陽って眩しくて、キラキラしているように見える。
「僕は君の太陽になりたかった。」そう言われた。
彼はどこか悲しそうだった。
それから何も言わず背を向け歩いていった。
わたしは引き止めることが出来なかった。 彼になんと言ったらいいのか分からなかった。
それから彼に会うことは少なくなった。 私は悲しかった。
あの時、声をかけてたら、引き止めていたら なんて考えながら毎晩、枕を濡らした。
数年が経ち、偶然にも彼との再開。
少し話をした。 あの時、いえなかったことをお互いに言い合っていた。
今更言ってなんの意味があるのかは分からない。
でも私は彼に言いたいことがあった。
わたしは最後に彼に言った。
「私はあなたがずっと大好きだった。
最初から最後まであなたはずっと私の太陽だったよ。」
笑顔でそう言った。だが、目からは涙が溢れていた。
彼の顔は嬉しそうでどこか悔しい顔をして、涙を我慢していた。
「鐘の音」
12月31日 23時50分、彼と2人で夜の散歩をしていた。
あと少しで今年が終わる。
今年、やり残したことはない... 彼と出会うことが出来た。
23時55分、彼と手を繋いだ。
彼の手は大きくとても暖かかった。
私は彼が大好きだ。
23時59分 2人は笑顔で見つめあった 。
0:00 「ゴーン」と 鐘の音がした。
『今年もよろしくね』 2人でそう言った。
「病室」
決して好きでいる訳じゃない。
ここから見える景色も。
いつか この景色を近くで見たいと思っている。
いつか あの子とあの場所を歩きたいと思っている。
いつになるか分からないから。
もし願いが叶うのなら
もう少し頑張ってみよう。
今日も一日頑張った。
また明日も頑張ろう。
自分とあの子のために。
「澄んだ瞳」
あなたは私と話す時
いつも澄んだ瞳をしている。
たまに何かを訴えるような目をしている時がある。