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「太陽」

太陽って眩しくて、キラキラしているように見える。

「僕は君の太陽になりたかった。」そう言われた。
彼はどこか悲しそうだった。
それから何も言わず背を向け歩いていった。

わたしは引き止めることが出来なかった。 彼になんと言ったらいいのか分からなかった。

それから彼に会うことは少なくなった。 私は悲しかった。
あの時、声をかけてたら、引き止めていたら なんて考えながら毎晩、枕を濡らした。

数年が経ち、偶然にも彼との再開。
少し話をした。 あの時、いえなかったことをお互いに言い合っていた。

今更言ってなんの意味があるのかは分からない。
でも私は彼に言いたいことがあった。

わたしは最後に彼に言った。
「私はあなたがずっと大好きだった。
最初から最後まであなたはずっと私の太陽だったよ。」
笑顔でそう言った。だが、目からは涙が溢れていた。

彼の顔は嬉しそうでどこか悔しい顔をして、涙を我慢していた。

8/6/2024, 10:13:40 AM