19. 理想郷
隣の芝生が青ければ、無い芝生はどれほどだろう。
しかし今はここで寝ていたい。
意外と気に入っているものでね。
17. 星座
小3の夏休みの宿題に夏の大三角を観察するというものがあった。それ以降、星座を見ようとしたことはない。星を見ることはあった。けど星座として見ることはない。視力が落ちてからは星を見ることも減ってしまった。太陽と月くらい。眼鏡で見る空ってしょうもないから。コンタクト入れたら空は治るだろうか。あまり期待はしていない。
16. 声が聞こえる
昨日から鈴虫が鳴いている。ついに夏は終わった。
秋自体は良いものだ。ただ、それに続いて冬がやってくるのは嫌だから、夏の終わりは少し寂しい。
春は夏に向かっているからいい。寒くなる兆しなどない。盛り上がっていくだけ。だから花粉症も許せる。一方秋は冬に向かっている。冬が来るのだ。
冬の寒さは体から熱を奪うだけでなく、生気とか意気のようなものを奪ってしまう。
それだけではない。朝布団から出るのが大変だし、脱衣所も冷え込むし、換気が億劫になるし、着込むから洗濯物は増えるのに乾きにくいし、それなのに空気は乾燥して鼻と喉が呼吸の度に痛むし、指先の感覚が遠退くし、筋肉が解れず怪我をしやすいし、寒いから楽器のチューニングが大変だし、頬や唇は切れる。
しかし、一番嫌なのは空の色とか、木々の淋しさとか、寒さを堪えるときのあの惨めな気持ちとか、そうやってのんびりさせてくれない所だ。厳しくて冷淡で突き放されているような疎外感。冬が怖い。
鈴虫は冬を連れてくる。だから時々秋まで嫌いになりかける。いい季節なのに。
15. カレンダー
カレンダーというと、紙を毎月やら毎日やら捲るタイプよりもスマホアプリのほうが馴染み深い。
しかし母は紙のカレンダーのが勝手が良いようだ。時代というよりは結局人によるのだろうか、或いはフリック入力をしないため入力が面倒に感じるのか。
分からないが、一つの物を一年間使い続けるのは少し憧れる部分がある。自分は物を大切にできないことが多い。大抵の場合は失くしたり、破れたり、途中で投げ出したりしてしまう。
カレンダーのアプリですら途中で諦めてしまうこともよくあったが、幸いにも性に合うアプリに出会ってからは一年ちょっとの間続いている。
カレンダー以外のアプリでは今でもインストールとアンインストールをよく繰り返してしまう。他にも、今までの記録をアカウントごと消去することが癖になってしまっている。
そういう者からすれば、ボタン一つでやり直せるアプリとは違う紙のカレンダーは一種の憧れであり、持ち主の堅実さの表れとして受け取れる。
14. 心の灯火
自分用。まあこのアプリ使うときはすべて自分のために書いてるから今更か。
妹など家族
まず妹がいなければ何も始まらない。親よりも話題が近くてノリも共有している。自分の何倍も料理が上手い。
親にも感謝している。時々母が作ってくれた料理を食べることがあるがやはり心に染みる。父がいなければ食べるものも買えない。仕事のこと以外にも歴史とかスポーツとか色々面白い話をしてくれる。
学校の友達
夏休み明けの友達ってもう神々しい。生きててありがとうって感じ。結局雑談が一番楽しい。
学校授業
何だかんだ授業は楽しい。夏休みは授業もなくてつまらなかった。
オプチャ友達
リアルでは言いづらいことも言える。自分という属性から少し離れて発言できる。
部活の後輩たち
早く部活復帰したい!またご飯行きたい!一緒に演奏したい!!!
音楽
たまたま流れてきたのが好きな曲だったりするからジャンルとかはわからないが音楽なしでは生きていけない。スマホに感謝。ネット・サブスクに感謝。
今まさに流しているのはフンテク編曲版の展覧会の絵。3年前に見つけてからちょくちょく聴いてる。
他に最近異常に聴いているのは君の窓辺から/theトラウツ、ペンギンステップ/ひらうみ。
継続的に聴いているのは小林私、歴史は踊る、レトロリロン、才能。
時々無性に聞きたくなるのは交響曲第2番/シベリウス、グッド・バイ・マイ・ラブ/アン・ルイス、命ばっかり/ぬゆり、シェイクスパイ/アルカラ。
ECCの友達
何だかんだ長いこと一緒。何とも言えない距離感だが長すぎてお互い落ち着いてる。
小さかった頃の自分
お前のおかげで今生きてる。お前の気持ちを裏切らないようにね。
これだけ灯火書けば心の中眩しいくらいだろ。