名前で呼んでほしい、な、なんて。
君が他の人を名前を呼んでいて、
いいなぁ、、って。思ったんだ。
ぁ、まぁそれは男の友達の名前だったけど。
私の名前、呼んでくれたら
苗字じゃなくて、
ま、彼女とかでもないし
ないんだけど、、
特別になれる日がくるかな。
きてほしいな。
こっち振り向いてほしいな。
まずは、、私が
名前、、呼んでみようかな。
私だけが知っていると思ってた。
でも違った。
ま、そりゃそーか。
みんながそうに思ってるかもしれない。
私だけ。と。
はぁ、モテるよなぁ、やっぱ。
『あれなんか元気なくない?』
「え!汗」(わぁ、、、びっくりした好きな人のこと考えてたら、、)
「そ、そんなことないよ!」
『そう?ならいいんだけど。』
『あのさ、夏祭り、行かない?』
「え?」(え、え、え?なにがおきてる)
「あ、、いやでも、人混みと屋台の食べ物あんまりって、、言ってなかったっけ?他の人と話してるの聞こえちゃって。」
『、、、君と行きたくて、嘘ついた。』
「え⁈」
『、、僕が誘いたいのは君だけ。
人混みはそりゃ大変だけど、屋台の大好きだし、、
チョコバナナ、、食べたいし、、』
口尖らせて言うもんだからかわいくてきゅんきゅんする。
「、、行ってもいいの?」
『むしろ行ってくれるの?』
「、、行く。」
とこたえれば
小さな子どものように無邪気な笑顔でこちらを見てくるから
私はまた胸の奥がぎゅんぎゅんした。
おんなじ夢ばかり見ると思ってたんだ。
でも、違うな。
あれは僕で、小さい頃の記憶なんじゃないかと思う。
4.5歳かな。
もう1人一緒に遊んでる子が顔がいつもあるんだけど出てない、
夢だからなんとも不思議だ、2人とも笑っているけど、、
それは楽しい思い出のようだ。
、、僕は何か忘れているのかな。
お母さんに聞いた。
お母さんがびっくりした目をして次には目に涙を浮かべた。
「思い出したの?、」
そう言った。
僕は何か忘れていたのか?
そしてお母さんとは別にすぐ横に僕の手を握る女性がいた。
泣いている。
2人とも泣いてるじゃないか。
『どうしてなくの?〇〇。』
僕は当たり前のようにその女性の名前を呼んだ。
彼女はもっとびっくりして
泣いてしまった。
そうか、、、、
僕、、思い出したんだ。
僕も気づけば涙を流していた。
でも3人とも笑っていた。
ふと空を見上げたら
君を思い出してしまった。
君はこの空の青のように心広く明るくて
元気で、
君もよく空を見て
昼間に出た月や星を見つけては僕に「え、みて見て!!」って言ってたっけ。
はしゃぐ君の笑顔が本当に大好きだった。
そんな元気な君を病が簡単に奪い去ってったんだ。
いないなんて信じられないな。
今でも思うんだよ。
こうして空を見たら君を思い出すんだから。
忘れないでなんて、
忘れるわけないだろう。
ポツ、、
雨?
夏は天気変わりやすいしな、やばいな早く帰ろう。
、、、君、まさか泣いてないよな?笑
なんて空を見上げる。僕は大丈夫だよ。
だから君も元気にしててよ。
『もう終わりにしたいんだけど。』
「え?」
ぁ、、彼女かな、彼女できたんだ。
そうだよね、できたらそりゃ
いくら幼馴染で仲良くても
こうして2人で会ったり何かするのは、うん、彼女さんに悪い。
そうか、、、せめて好きって伝えりゃよかったなぁ。
「か、彼女どんな人なの?」
『は?彼女いないんだけど』
「え?」
じゃあなに?、、私ただ単に嫌われた?一緒にいたくないってこと?
泣きそう。
「え、わ、私そんな嫌われるような何かした?」
『、、、はぁ、、』
ため息つかれてしまった、、そんな、、。どうしようわからない、、
もう溢れる、、
『むしろその逆なんだけど。』
「ぇ、、?っ、」
私の目から流れる涙を指で拭ってくれる。
『好きすぎて、好きすぎてもう幼馴染とか友達とかそれ以上なんだよ。』
「え、それってど、っ、、」
遮るように唇にキスした。
『、、こういうこと、、っ。』
顔全体真っ赤に染める君を見て
私もつられる。
『な、、なんか言えよ、、。』
「、、、、
私も好き。」
恥ずかしいなと思って
ちらっと君の顔を見たら嬉しそうで
私も嬉しくなった。