ふと空を見上げたら
君を思い出してしまった。
君はこの空の青のように心広く明るくて
元気で、
君もよく空を見て
昼間に出た月や星を見つけては僕に「え、みて見て!!」って言ってたっけ。
はしゃぐ君の笑顔が本当に大好きだった。
そんな元気な君を病が簡単に奪い去ってったんだ。
いないなんて信じられないな。
今でも思うんだよ。
こうして空を見たら君を思い出すんだから。
忘れないでなんて、
忘れるわけないだろう。
ポツ、、
雨?
夏は天気変わりやすいしな、やばいな早く帰ろう。
、、、君、まさか泣いてないよな?笑
なんて空を見上げる。僕は大丈夫だよ。
だから君も元気にしててよ。
『もう終わりにしたいんだけど。』
「え?」
ぁ、、彼女かな、彼女できたんだ。
そうだよね、できたらそりゃ
いくら幼馴染で仲良くても
こうして2人で会ったり何かするのは、うん、彼女さんに悪い。
そうか、、、せめて好きって伝えりゃよかったなぁ。
「か、彼女どんな人なの?」
『は?彼女いないんだけど』
「え?」
じゃあなに?、、私ただ単に嫌われた?一緒にいたくないってこと?
泣きそう。
「え、わ、私そんな嫌われるような何かした?」
『、、、はぁ、、』
ため息つかれてしまった、、そんな、、。どうしようわからない、、
もう溢れる、、
『むしろその逆なんだけど。』
「ぇ、、?っ、」
私の目から流れる涙を指で拭ってくれる。
『好きすぎて、好きすぎてもう幼馴染とか友達とかそれ以上なんだよ。』
「え、それってど、っ、、」
遮るように唇にキスした。
『、、こういうこと、、っ。』
顔全体真っ赤に染める君を見て
私もつられる。
『な、、なんか言えよ、、。』
「、、、、
私も好き。」
恥ずかしいなと思って
ちらっと君の顔を見たら嬉しそうで
私も嬉しくなった。
これからはさ、僕たち手を取り合って助け合って生きていこう。
「君がそう言ったんじゃん!!
なのにさ、どうして私に何も言ってくれないの?私そんなに頼りない⁈」
『そんなんじゃなくてっ』
「じゃあなんでよ、、私は確かに何かできるかわからないけど、、、一緒に悩ませてよ、、」
「一緒にいるんだからさ、、」
『ごめん、、そうだよね、ごめん』
「謝らないで、よ、」
口を尖らせて君がいう。
『、、ありがとう。、、』
「ん。」
ふふって
笑って君が手を握ってくれる。
僕は君に出会えて本当に良かった。
もうこの手離しちゃいけないな、と強く握りしめた。
私はあの子と比べると、、とか
私はあの子より知ってる、、とか
そういうことで
自分の気持ちがふわふわして、
はっきりしないのが一番いけない。
そんなんじゃなくて、
誰かと比べるとかしないで
自分は自分なんだから。
私は彼が好き。
好きな自分を好きになろう。
ありのままで向かおう。
全力で。
伝えよう。
「好き。」
これまでずっと一緒にいたのに、
急にどうして
別れたいなんて。
″他に好きな人ができたんだ。ごめん。“
「そう、言ってたじゃん、、っ、、」
病気で亡くなったと知ったのは別れてから3ヶ月後だった。
——-
他に好きな人ができたなんて嘘だ。
僕には君だけだった。
君を傷つけた。本当にごめんね。
幸せになってほしい。
————-
こんな手紙を残していくなんて、
「ずるいよっ、、」
気づいてあげられなかった、私のがごめんだよ、、
私だって全然好きだよ
なんで、、
「ぅ、なんでよっ、、」
「ぅーー、、、」
泣くことしかできない私。
ごめんね。なんも知らなくてごめんね。
もういない。
会えない。
信じられない
信じたくない。
でも、もういない。
認めなきゃいけないこの事実に胸が苦しい。
家に帰る途中、散歩に2人でよく来てた公園に寄った。
ちょうど夕日が沈む時、オレンジ色に染まるこの瞬間が大好きだった。
「ちょうど、、今だね、っ、」
流れる涙もきれいかななんて。
“『綺麗だよ。』″
「ぇ?、、」
聞こえた気がした。
いや、言ってくれたのかもしれない。
沈む夕日を見ながら少し笑みがこぼれた。