『今日は君のやりたいことをしよう!全部受け入れる!』
わがままな私の扱いに慣れている私の彼氏は
今日私の誕生日だからと、このような発言をした。
「いいの?」
『もちろん!』
と私たちは車に乗ってデートをスタート。
前から行きたかったところ、
食べたかったやつ、
欲しかったもの、
本当にこれでもかってくらい振り回してしまった。
さすがになんか申し訳、、、なく、なって、
ちらっと彼氏の顔を見る
『ん?笑』
「んーん!」
私の彼氏は優しい。良いんだろうかこんな、、。
『良いんだよ!笑』
「え?、、」まるで私の心の中読まれているかのような返事でびっくりして彼をみた。
『今日は君の誕生日。なんでも受け入れるって言ったでしょ?
それに、君が嬉しそうで楽しそうで僕は本当に嬉しいよ。わがままな君が大好きだよ。
2人でくたくたで帰ろうよ笑美味しいもの食べてさ。』
プレゼントもあるんだよー?なんて
今日そのものがプレゼントのようなのに
まだあるなんてと、
目から涙が溢れちゃって、
それを拭ってくれるのも彼で、、
「ありがとうっ、、」
『こちらこそ、君が生まれてきてくれて、こうして出会って、幸せだよ。ありがとう。お誕生日おめでとう。』
私は最後、手を繋いでこの道歩いてそれから帰りたいとお願いしたら笑顔で答えてくれた。
夜景を見ながら歩いた。
この手を離したくないな。
わがままな私を受け入れてくれるのはきっとこの先も君だけ。
幸せ噛み締めてにまにましてたのが彼にバレてちょっと照れた。
窓から差し込む朝日。
その温もりを感じて目覚める。
ちらっと隣を見ると、君がいて、、。
君の温もりも感じてちょっと照れる。
まだ眠い、、
いや、こんな幸せあっていいのかななんて昨日のことを思い出したりして。
寝返りうつ君が私を引き寄せた。
もう少し、、
私は再び目を閉じて眠った。
2人で寝坊しちゃってもいいか。
な朝。
僕は今、人生の岐路に立つ。
とかちょっとかっこいい感じで言ったけど、
今日傘を持ってくか持って行かないかというか選択。
笑ってくれなくてもまぁいいのだ。
いや、きっと彼女は折りたたみ傘を持ってくるか、持ってこないかなんだ。
つまり、僕はこれを長傘一本持ってくだけで
降ってきた時に彼女と相合傘ができちゃうわけだよ。
長傘は正直荷物だろう?
でもどうだ。2人して折りたたみ傘をさすのは距離あるし、折りたたみ傘に2人で入るのは小さい。
僕が長傘持ってくだけで、持ってくだけで、、
降るかもしれないし、うん、持ってこう。
本当に降ってきた時君が濡れたらいけない。風邪ひかないようにしなくちゃ。
よしっ。
ちょっとだけできる男感出して僕は待ち合わせ場所へと家から出た。
「ねぇねぇ、この世界がさぁ終わるってなったら君はどうするー?」
ある日の昼下がりになんかぶっ込んできた。
『ん⁈笑またなんとも、、笑笑』
「笑、いや、どうするかなーって。」
『まぁ、本当に終わるってなったらどのくらいの時間あるかわからないけど、家族とか友達とか自分の周りの人に一度礼をいうかなぁ。』
「真面目だねぇ」
うんうん と頷き聞いている彼女。
『あとはやり残しないようにって思いたいけどー、自分がやりたいこと、、うーん。
終わる時も君といられれば大丈夫。』
「え、私一緒にいてもいいの?」
『え、当たり前じゃん。、え、まず君がいることは大前提なんだけど。その上で答えた。』
『あ、心残りというか、
君を幸せにできなかったことは後悔するね。きっと。』
『だから、終わる最後の時まで君には笑っていてほしい。、笑っていられるような努力するかな。』
「ま、真面目、だねぇ」
さっきと同じ返事で真面目に答えた僕に適当に返されたと思ったけど。
君をみたら頬を赤くして、口を緩ましている。
うれし、、そうだ。笑
『アイスでも買いに行こっか笑』
「!いくー!!」
この幸せがずっと続けば良い。
最悪、、、
バレた、、、
自分の好きな人とぶつかって、
そのとき落としたケースから抜けてる消しゴムの中身、、
名前、、書いてる。
拾ってくれた、、私の好きな人。君の名前が、、、
消しゴムに想い人なんか書いてなんともかわいいことしてるじゃん私。
いやいややいやややいやいやいや、
そうじゃないそうではない。
バレたよね、フルネームだよ、
本人だよ。
え、え、え、
バレた。
これかわいいこととかじゃなくてきしょがられるんじゃ、、
バッ
私はとっさに彼から消しゴムをとって
「ご、ごめん!きもいよねこんなっ、、はは笑」
やばい。顔絶対赤いわ。
最悪、、、
『見して。』
「え?、、、」
『もう一回、見たい。貸して?』
「ぇ、いや、、あの、」
そっと差し出す。
あ、投げられる?投げて捨てられる系?、、そりゃそうだよね、、
彼が受け取ってもう一度見ている。
『俺、、だよね?』
私は小さく頷いた。
ふはっ
彼がやわらかく笑う。
「え、引いた⁈汗」
『ちがう笑
、、、 俺も好き。』
あれ、、
最高?______