窓から差し込む朝日。
その温もりを感じて目覚める。
ちらっと隣を見ると、君がいて、、。
君の温もりも感じてちょっと照れる。
まだ眠い、、
いや、こんな幸せあっていいのかななんて昨日のことを思い出したりして。
寝返りうつ君が私を引き寄せた。
もう少し、、
私は再び目を閉じて眠った。
2人で寝坊しちゃってもいいか。
な朝。
僕は今、人生の岐路に立つ。
とかちょっとかっこいい感じで言ったけど、
今日傘を持ってくか持って行かないかというか選択。
笑ってくれなくてもまぁいいのだ。
いや、きっと彼女は折りたたみ傘を持ってくるか、持ってこないかなんだ。
つまり、僕はこれを長傘一本持ってくだけで
降ってきた時に彼女と相合傘ができちゃうわけだよ。
長傘は正直荷物だろう?
でもどうだ。2人して折りたたみ傘をさすのは距離あるし、折りたたみ傘に2人で入るのは小さい。
僕が長傘持ってくだけで、持ってくだけで、、
降るかもしれないし、うん、持ってこう。
本当に降ってきた時君が濡れたらいけない。風邪ひかないようにしなくちゃ。
よしっ。
ちょっとだけできる男感出して僕は待ち合わせ場所へと家から出た。
「ねぇねぇ、この世界がさぁ終わるってなったら君はどうするー?」
ある日の昼下がりになんかぶっ込んできた。
『ん⁈笑またなんとも、、笑笑』
「笑、いや、どうするかなーって。」
『まぁ、本当に終わるってなったらどのくらいの時間あるかわからないけど、家族とか友達とか自分の周りの人に一度礼をいうかなぁ。』
「真面目だねぇ」
うんうん と頷き聞いている彼女。
『あとはやり残しないようにって思いたいけどー、自分がやりたいこと、、うーん。
終わる時も君といられれば大丈夫。』
「え、私一緒にいてもいいの?」
『え、当たり前じゃん。、え、まず君がいることは大前提なんだけど。その上で答えた。』
『あ、心残りというか、
君を幸せにできなかったことは後悔するね。きっと。』
『だから、終わる最後の時まで君には笑っていてほしい。、笑っていられるような努力するかな。』
「ま、真面目、だねぇ」
さっきと同じ返事で真面目に答えた僕に適当に返されたと思ったけど。
君をみたら頬を赤くして、口を緩ましている。
うれし、、そうだ。笑
『アイスでも買いに行こっか笑』
「!いくー!!」
この幸せがずっと続けば良い。
最悪、、、
バレた、、、
自分の好きな人とぶつかって、
そのとき落としたケースから抜けてる消しゴムの中身、、
名前、、書いてる。
拾ってくれた、、私の好きな人。君の名前が、、、
消しゴムに想い人なんか書いてなんともかわいいことしてるじゃん私。
いやいややいやややいやいやいや、
そうじゃないそうではない。
バレたよね、フルネームだよ、
本人だよ。
え、え、え、
バレた。
これかわいいこととかじゃなくてきしょがられるんじゃ、、
バッ
私はとっさに彼から消しゴムをとって
「ご、ごめん!きもいよねこんなっ、、はは笑」
やばい。顔絶対赤いわ。
最悪、、、
『見して。』
「え?、、、」
『もう一回、見たい。貸して?』
「ぇ、いや、、あの、」
そっと差し出す。
あ、投げられる?投げて捨てられる系?、、そりゃそうだよね、、
彼が受け取ってもう一度見ている。
『俺、、だよね?』
私は小さく頷いた。
ふはっ
彼がやわらかく笑う。
「え、引いた⁈汗」
『ちがう笑
、、、 俺も好き。』
あれ、、
最高?______
私には誰にも言えない秘密がある。
それは学年1のモテ男くんに恋してること。
いや、これはなんでかってのは、
まず接点ゼロ。学年が一緒ってのが唯一。
クラスは違うし、部活も違うし、共通の友達とかいないし
彼は陽、私は陰。
真逆もいいところだ。
そんで私は何の興味もない感で成っているがゆえに
恋してるとか、ましてや、それが学年1の人とか
言えない言えない
笑うしかない笑
でも彼は本当にモテる。
かっこいい。
優しいしノリは良いし、
頭いいし、、、
すらっとしていて、運動もできる。
え、何ができない?だめなところは?
性格クズなのかなやっぱり。
優しいふりしててきな。
、、女の子には困らなそうだしなぁ、。
『これ、落としたよ』
「え?」
あ、モテ男、、、
「ぁ、、ハンカチ!あ、ありがとう!汗」
『うん。
このハンカチの、柄、これ、このキャラ好きなの?』
「う、うん、昔から割と好きで、、これは親友がプレゼントしてくれたんだけど気に入ってて、」
(って絶対いらん情報言ってしまったよ私!てか恥ずかしっ!もっときれいな、なんか無地のカラーとかさぁ!!)
『いいね。俺も、好きなんだよね。ほらっ』
彼が自分のポケットから出してきたハンカチ。
あ、、
「ぉ、おなじ、、」
『うん笑そう。色違い。だから最初俺落としたのかと思った笑けど違かったや』
「へへっ」
『今度このキャラのイベントみたいなのが、都内でやるみたい。
行かない?一緒に。』
「へ?」
『だめ?』
「い、いや、えと、、いいの?私行って、、」
『俺の友達は興味ないからさこのキャラ別に。
好きなもの同士が行った方が楽しめるべ。』
「ぅ、、うん!いいよ、、いこう!」
私たちは連絡先を交換して後にした。
誰にも言えない秘密。