全然止まないな、、
止まない雨はないとかいうのはどうしたのよ
困った。
急に降ってきたからしばらく建物に入ってお茶していたんだけど。
(はぁ、傘、もう買うか、、)
『もう止むと思いますよ』
「え?、、」
『ははっ笑先輩お久しぶりです!』
隣を見たら高校の時の後輩。
私が少し気になっていた。、なんてことは誰にも言ったことがないけど。もちろん恋愛で何かあったとかないし。
「久しぶり、びっくりした笑」
『僕もびっくりしました笑でも先輩だー!って思って笑
こんなところで会うとは!
雨、急でしたよね』
「声かけてくれてありがとう笑本当に急に降ってきたから建物こもったのに、全然止まない」
『じゃあ僕とご飯食べに行きませんか?』
「え、」
『何かの縁、、久しぶりに会えたんだし先輩さえ良ければ!』
「うん、良いよ!」
ちょっと嬉しいなんて思ったりして。
『何好きですか?行きましょう』
そうして2人でもう一度建物に入ってく。
雨、、、やっぱまだ止まなくて良いよ____。
あの頃不安だった私へ
大丈夫。
なんだかんだ大丈夫だよ。
性格上今でも全部の不安を取り除けてないかもしれないけど、
それでも楽しく生きてるよ、私。
彼氏もできたんだよ!いろんな出来事にはあったけど今最高に優しい彼が隣にいるよ。
だから不安は分け合えてるんだよ。
支えてくれて、支え合って、
私は今日も笑ってるよ。
その時は不安に思ってても、だから大丈夫!
たくさん悩んでて、辛いかもしれない。つらいと思う、人に言えないこともたくさんあるし。
大丈夫って言いたくないし、
聞きたくないし、聞かれたくもない。
でも自分のことだから、言う!
大丈夫。未来の私、なんとか大丈夫だから!
完璧とかそんな素晴らしい人生じゃないけど。
無理はしないでね。
本当にね。
たまには自分優先でいいからね。
ご褒美あげてね。
私もあげるね。
へへっ。
好きな人の言葉ってのはある意味呪いをかけられたように、ずっと残り心を揺さぶる。
「良いんだが悪いんだか、、、」
でもこんなことを思うのは君だけ。
もういっそのこと守護霊とかにでもしてくれよ。
いやダメだろって笑
今日も全然私の方が好きで、
君が好きだと言うポニーテールで。
いつか振り向いてもらえるように
視線を送って、、、いやこれじゃ本当にオバケみたい笑
頑張って話しかけよっ
昨日の自分さようなら!!
髪はばっさり切ったし!
メイクも変えてみたし!!!
もうあいつの好みとは全然かけ離れた私なんだから!!
私なんだから!!
新しい出会い探すぞーー!
まだ少し涙が霞むこの気持ちの中、振り切るようにするしかなかった。
これで良い。
よしっ!!!!
君の心は本当にきれいで優しい。
そんな君が流す涙すら美しい。
透き通ってすら見える。
見惚れていたけど、、
そんな悲しい顔が見たいわけではない。
(どうしたんだろう)
僕はもう勝手に身体が動いて
近づきハンカチを渡していた。
『泣かないで、、』(スッ、、)
彼女はちょっと驚いていたようだけど、
受け取ってくれた。
「ありがとう。」
微笑んだ彼女はきれいで、でも切なくて、、、
どうしたら。
「少しだけ、そばにいてくれますか?、、」
『え?、ぁ、、はい。』
(い、いいのか?、、)
そうしてしばらく僕は彼女と一緒にいた。
この空間はとてもよかった。
泣いてる理由は聞けなかったが、それでも良い。
君は最後に
「では、また、、」
と笑って去ってった。
『また、、が、あると良いな。』
1人呟いたことは秘密。