8/21/2023, 10:25:11 AM
『鳥のように』 No.123
空いっぱいに羽を広げ
行く先は風と気分に任せ
高い場所から世界を見渡す
親から子へと一生懸命で
自分の歌声を街中に響かせる
私は人だけれど
鳥のように生きることができる。
鳥は鳥で
精一杯生きているんだなぁ
8/21/2023, 1:25:17 AM
『さよならを言う前に』 No.122
「ううっ…」
目の前で彼女が、顔をぐしょぐしょにして泣く。
病室の機械の「ピッ、ピッ、」という電子音が響き、俺の命はあと少しであることが嫌でも心に染みた。
彼女は時期が悪く、他県へ行かなければならない。
だから、最後に会いに来たのだという。
彼女が口から何かを言いかける。
「さよ…」
それをさえぎるようにして、
「愛しているよ」とつげた。
さよなら、なんて言わせるものか
あぁ、もっと彼女といたかった……
8/17/2023, 10:35:22 AM
『いつまでも捨てられない物』 No.121
隣で寝て
勉強して
笑って
泣いて
ずっと一緒だった
ぬいぐるみのペギ太郎。
色褪せた?ううん、いっぱい遊んだ証拠だ。
いつまでも、
これからも、
ずっとずっと、一緒だよ!
8/16/2023, 11:14:20 AM
『誇らしさ』 No.120
喧嘩して、仲直りして
叩かれて、1人泣きして
妹と出会って、11年。
大嫌いって言ったこともあったけど、
お姉ちゃんはいつだって、
あなたを誇りにおもってるよ。
8/15/2023, 12:44:40 PM
『夜の海』 ◦No.119◦
じゃぽん
どぷん
夜の太陽
ふと浮かび
星一つ見えぬ
漆黒の闇
空と波との線 まざる
ひかり 底まで 暗いまま
青く黒く 泣いている
じゃぽん
どぷん
藍色に
悲しみ染みる
ただ 揺らめく
寂しい孤独に
泣き叫ぶ
沈んだ 小さな貝殻は
底無しの海
もう 見えない