太陽…
…
日が昇り 体いっぱいに太陽の力強い光を浴びる
日光浴
体の表も裏も 頭の先からつまさきまで
たっぷりと 汗ばむくらい 浴びる
太陽だって めいいっぱいメラメラとジリジリと
暑さを惜しみなく 注いでいる
晴れの日も 雲で隠れても
熱い 暑い 焼ける 汗が噴き出る
季節で すきなように言われる太陽
夏の太陽は もう勘弁してよ とか
今日もさんさんと浴びさせてよ 野菜たちに とか
期待大
春や秋や冬の太陽は その陽射しが穏やか
夏よりも 優しく受け止めてもらえる
太陽と比較される月は
季節に 関係なく ただそこにいるだけなのに
日光浴で浴びた明るくてエネルギッシュな光の
その裏側の影の部分を
月の 月光浴で 癒やす
月からたっぷりと浴びた青白く優しい光の
その内面の闇の部分を
明日の 日光浴で チリチリに燃やして貰う
だからね
太陽だけに頼り過ぎは 駄目なんだよ
特に沢山 強めの熱を浴びた夜は
月に助けて貰わなくちゃね
人も同じ
太陽みたいな明るく陽気な人も
裏では 努力して そうしているのかもしれない
そんな 想像をしてみようか って
話
私は その人の 月に
なれるかもしれない ならね…
*読んで下さり ありがとうございます*
鐘の音…
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キーンコーンカーンコーン
ゴゥーンゴゥーン
カンカンカンカン
カーンカーンカーンカーン
様々な鐘の音
出逢った瞬間に 胸の中で鳴り響く鐘の音
そんな漫画みたいな経験は ない
目がハートになる みたいな
耳に入るなら 幸せな鐘の音が望ましい
危険を知らせるような 警告の鐘じゃなく
毎日 淡々と穏やかに暮らして行ける事を望む
はっとしたり
常に 何かにビクビクしたりドキドキしたり
そんなハラハラするような事件には
滅多に 遭遇しないけれど
これは… これは かなり やばいぞ
なんていう切羽詰まった警笛のような
鳴り止まない不穏な鐘の音は
御免こうむりたい
出来れば 見知らぬ人の幸せの瞬間の鐘の音
教会の鐘とか
そこを訪れて愛を確かめ合える場で二人で鳴らす
鐘とか
遠くで きゃあきゃあ騒いでいる学生の通う
学校の 懐かしい鐘とか
そういうのが 耳にも 目にも 心にも
幸せを運ぶから
そんな場面に 出くわすハプニングなら
是非 と思う
優しく軽い鐘の音も好きだけれど
除夜のあのドーン ドゴーン ゴウォーンみたいな
重厚な音も 実は 好きなんだよなぁ
永遠に無くならないで欲しい
鐘の文化だ
*読んで下さり ありがとうございます*
つまらないことでも…
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つまらないって 何だろう
面白くないって事かな
くだらないって事かな
手土産に添える言葉に
つまらないものですが…って言いながら渡す事
いつも 心の中で 呟いている
つまらないと思うなら 持ってこなくてもいいのに
むしろ つまらないものを持ってくるんじゃないよ
言い方だよね
お口に合うか解りませんが とか あるでしょう
変なの〜 と今でも思っている
日々のつまらないことっていうのは
実は とても大事な事で
毎日起きて寝るまで ほとんど同じ事の繰り返し
それをね 如何に
飽きないで 諦めないで 淡々と迷わず
続けていくことの大切さ
その行いをこなしていけるかが とにかく
大事なんだ
自分との 心と気持ちとの 戦いだ
諦めたら おしまい
手放したら おしまい
放り出したら 全てが 狂う
一気に 無 になる
そんなね
何か面白い事ないかな とか
何か楽しい事ないかな とか
何か珍しい物ないかな とか
何か美味しい物たべたいなぁ とか
何か 何か 言っているうちは
巡ってこないね
昨日も今日も つまんなかったと思っているうちは
明日も つまんないよ
気持ち次第 見方次第 なんとでも なる
他人がつまらないことでも
自分は その中に 面白みを見つけられたら
日々は もっと 今より 楽しいよ
だからね 見つけて いこうよ
*読んで下さり ありがとうございます*
目が覚めるまでに…
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もう出来るだけ済ませておきたい
音を立てないように
静かに 事を運びたい
誰かと暮らす時
気配と 生活音は必ず 察知するものだ
自分が 寝ている間に 何となく
耳だけが起きているような感覚
そういえば 人は命の灯火が消える間際まで
耳だけは 生きていると 聞いたことがある
だから 迂闊に
最後の最後に 聞きたくもなかった言葉を
聞いてしまって 残念な気持ちで
あちらの世界へ 旅立つ人も 多いかもしれない
そんな 話も 聞いたことがある
耳って 凄いな
誰かの 何かの 足音
静かに気を遣っているのが伝わる戸の開け閉め
蛇口をひねって 水をゆっくり出す音
そぉ〜っと 何かをしている音
目覚まし時計より早く知らせる 炊飯器の音
なんと 思い浮かべれば 多い事か
私が済ませておきたいのは
朝食の準備とお弁当の支度
洗濯機を回すこと
乾いた洗濯物を畳むこと
一番最後に コポコポと優しい音を出す
珈琲を セットすること
これらが 全て 滞りなくスムーズに
出来たら
何となく 勝った気分になる
誰に？
目を覚まさない相手に？
いいえ 違います
昨日の そのまたもっと昔から続けている
自分に ね
今日も
目が覚めるまでに
やり遂げて また 明日 挑戦
ささやかな 遊びを 楽しむ
*読んで下さり ありがとうございます*
病室…
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たぶん 最低限な持ち物で 可能な限り
やっていけるもんなんだと 思う
例えば 出張
例えば 旅行
例えば 外泊
そして 病室
これだけあれば なんとでもなるだろう
自分に 絶対的に 必要な物
自分が 入院した場合
身に沁みて 納得してよく解る
これと それと あれと これもあれば
とりあえず 過ごせるという事に
本来 日常生活でも そんなもので いいはず
だけど
あれもあったほうがいいよな
これもあればいいよな
それじゃあ それもリストに入れとこうか となる
欲だね
生きていくうえで 全く無欲って事はないけれど
削ぎ落として 捨てて手放して
本当に必要な物だけを吟味すれば
ほとんど 不必要なものに 溢れていたりする
入院している人のお見舞いに病室を訪ねると
その人のベッド周りで
その人が よく解る
物凄くモノに溢れているか
とても シンプルか
見舞い品で埋もれているか
病室での 見舞い客の対応にも
その人の人柄が出る
狭い 非日常のあの空間で
周りの人を 気遣える人でありたい と
そうじゃない非常識な人を見かけるたびに
強く 思う
病室には
様々な ドラマがあるよね
*読んで下さり ありがとうございます*