世界の終わりに君と…
…
そうだなぁ
終わる日が前もって解っていたなら
その日から逆算して 今まで我慢してきた
美味しいものを 各方面から取り寄せよう
憧れていた色々な食べ物 飲み物も この際
思いっきり贅沢しちゃう
世界の終わりなんだもの
あ 終わったな と気付く事が出来ないならば
思う存分 楽しんだほうが 終わりにふさわしいと
思うんだ
その日が終わる日なら
ダラダラと食べ飲みながら 思い出話しをしたいな
昔話から 最近の事まで
涙を流しながら大笑いしたあの事件や 出来事を
ゲラゲラ大声で 笑いながら
世界の終わりに君と 一緒にいたい
もう終わるって決まってるなら
ジタバタしても仕方がないもんね
これからの予定を話しても叶わないなら
あの時 こうだったよね
どうして そう言ったの？
どんな事を考えてたの？
あ〜あれね！
そう そう それそれ〜
腹立ったよね
あの時は ごめんね
あの時も 今も いつでも
側にいてくれて ありがとね
そんな他愛もない話が 一番最後にしたい話
二人にしかわからない共通の思い出
喧嘩したり泣いたりわめいたり怒ったり無視したり
背中をバンバン叩きながら笑ったり
抱きしめたり頭をなでたり肩を貸してくれたり
辛い時も 悲しい時も 苦しい時も
黙って ただ いてくれた事が
どれだけ 嬉しかったか
そんな お互いに思っている事と思ってきた事と
これからも 変わらず想い続けている事を
確認しながら
二人で 世界の終わりに向き合いたいかな
本当は まだ 終わりたくないけどね…
*読んで下さり ありがとうございます*
最悪…
…
自分以外の人を 人は 変える事など出来ない
いつもいかなる時も1から10まで
思い通りには ならないし
思い描いていた通りにもならない事が常だ
だって 自分も何者かによって変えられる事など
あってはならないし そう簡単にいくもんか
でも忘れちゃうんだ うっかりと その事を
変えられると信じていたし
思い通りに 事が運ぶと思って信じていたのに
そうならなかった時 思わず出る言葉
最悪…
人によって その内容によって 立場によって
大小様々な最悪がやって来る いや
見えていなかっただけなのかもしれない
ショック度が 違うから なおさらだ
打ち込んでいたデーターをポンっと 消した時
カレーを作っている最中にルーがないと気付いた時
とびきりのお洒落をしたのに 豪雨になった時
信じていた人に 裏切られた時
大切にしていたものを失くした時
大事にしすぎて 壊してしまった時
どれも その時の気持ち次第で
笑えるものと 最悪な結末に 分かれるんだ
最悪があるから 最高もあるんだけれど
逆もね
最高があるから 最悪を感じた時の凹みようは
しばらく 立ち上がれないダメージが大きい
何が一番 人生で最悪な事なんだろう
きっとそれは 何年経っても 笑い話にも
ならないような 衝撃と心に深手を負った最悪しか
ないんだろうね
何度も経験したくない最悪とは
交際相手の浮気現場とか
交際相手が既婚者だったのが判明とか
交際相手と親友が影で付き合ってたとか
恋愛関連の 最悪は 最も経験したくないなぁ
笑えないもん
一番ショックで傷が深すぎる
せめて心のなかで最悪…とつぶやける程度の
軽い最悪だけにしたいかな
ボソッと口から思わず出ちゃった 最悪は
厄としか 言いようがない気がする
悪い言葉を言いたくないな
もっと 悪くなりそうな気がするし
最高！最高！も 言いすぎるのもちょっと…
最高が 軽く扱われていて嫌だし
うーん
鶴亀鶴亀…と 唱えておこうかな
とりあえず
*読んで下さり ありがとうございます*
誰にも言えない秘密…
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多かれ少なかれ 秘密を持っていない人なんて
いない
でも どんなに胸の奥深くに秘密を隠していても
バレる
それはね
ほんの些細な緩みから バレちゃうんだ
よく この秘密は墓場まで持って行く と聞く
でもね 墓場まで持っていけたかどうかは
それを守った人に 確認するすべがない
本当に秘密が漏れなかったかどうかなんて
解らないんだ
生きている間でさえ つい うっかり
何かのはずみで ちょろっと口が滑る事もある
あ 誰も気付いてない 良かった と思っても
それを 覚えている人もいる事を知ろう
大事に誰にも明かさず秘密を守り通したつもりでも
この世から消えたとしても
秘密の痕跡は残っちゃうんだよなぁ
ちょっとした走り書きに
つい無意識に書き記した日記に 手帳に
いつも言っていた意味不明な 口癖に
誰にも言えない秘密だからこそ
苦しくて 言えたらどんなに楽になるかを想像して
話したつもりもないのに
寝言で
酔った勢いで
言い争った最中に
ポロッと 飛び出して慌てて息を
ヒユッと音を立てて 殺したら もうそれは
バレる合図だ
危ない 危ない
誰にも言えないのか
誰にも言わないのか
誰にも言う事が出来ないのか
秘密を抱えている 言い訳は どの誰にも…で
意味は ぐっと 変わってくる
どんなに覆っても堪えても バレることを知っているから
この秘密は 誰にも何処にも漏らすことは
出来ないんだ と肝に銘じておく
バレることによって 誰かが
傷付かなければいいんだけれど…
*読んで下さり ありがとうございます*
狭い部屋…
…
ゆっくりとじっくりと 考え事をする時は
狭い部屋がいい
丁寧にのんびりと 時間をかけてコポコポと
お湯を沸かして 珈琲の香りに包まれながら
壁に 背中をつけて 座る
小さなテーブルがあれば それでいい
頭の中を整理する
落ち着いて 深呼吸して 熱い珈琲を一口
ゴクンとまず飲んで
たくさんのアレコレを 文字にして書き出してみる
浮かんだ事 思い出した事
思いついたこと やらなければならない事
急ぐ事 反省するべき事 伝えたい事
狭い部屋の狭い天井を眺めながら
背中とは別の向かいの壁を見ながら
部屋に入ってすぐ突き当たる窓を見ながら
一度 自分もまんまるく小さく縮まって
部屋の一部になってみる
まずは 落ち着いてみよう
昔 押入れの上段に登って 少しだけ戸を開けて
自分で創り出した闇の中に溶け込むように
秘密基地に来たような気持ちを 取り戻す
誰にも気付かれない
静かな空間
まるで宇宙みたい
なんだ そっか 宇宙から見下ろした今の
この狭い部屋で うんうん唸って
考えを練り込んで頭を悩ませている全ての事なんて
ちっぽけじゃ ないか
ごちゃごちゃに絡まったモノは ただ
手元から 一つずつ 紐解いて行けばいいんだよね
さっき書き出したモノをじっと見る
やっぱり 自分には この狭さがちょうどいい
狭い部屋こそ 落ち着く
今後 物凄く広すぎる部屋で暮らしたとしても
あの 押入れの上段の宇宙へ行ける闇の空間の
心を落ち着かせる癒しを忘れることは ないな…
悩んだり 考え事が重なったら
とりあえず 狭い部屋へ レッツゴー！だ
*読んで下さり ありがとうございます*
失恋…
…
人は人生で何度 失恋を経験するんだろうか
恋をする限り その恋をいつ失うかと
不安で不安定な気持ちを持ち続ける苦しい恋
誰かをずっと一生涯大切に想い続ける事の
難しさと儚さと
自分にも 相手にも
それを強いることなど出来はしないんだ
好きだよから 好きだったに代わり
ごめん 他に好きな人が出来たんだと
言う方？ 言われる方？
恋を失うから 失恋というなら
恋した心が離れてしまうことは 何と言う
離恋 とは言わないんだよね
告白する前に失恋する場合も
付き合っていて別れることになった失恋も
とにかく失った事を受けとめて
思いっきり 悲しんでおかないと進めない
悲しい 哀しい 苦しい 辛い 切ない 痛い
なんでこうなった 何処からこうなった
いつからこうなった 何度も何度も思い返す
しばらくは ぐるぐる考えて反省や怒りや悔しい思いも全部 出し切る
体中の水分がなくなる程 泣く
もう二度とその恋は戻らないことを想って 泣く
声を出して 泣く
失恋は ショックだ
心が痛いよ
明日のまぶたの腫れ具合を 気にするな
悲しいときに ちゃんと悲しんで泣かないと
前を向いて 進めない気がするから
私は 出来るだけ 黙々と それに向かう
次の恋がきっと 待っている
大丈夫 きっと 見つける
この恋より もっと もっと
そう思って 泣き切ったら たぶん もう
後悔も反省もすっきり飛んで
笑えると 信じているから
そのために 独りで 立ち向かわないと！
見てろよ いい女になってやる！
*読んで下さり ありがとうございます*