遠くの街へ…
…
さて　何処に行こうかな
海外の何処かの国の街にも　憧れるけれど
やっぱり　言葉が通じたほうが　いいかな

小さい頃は　自分の住んでいる所以外は
全てが　遠い場所だった
ましてや　隣の街へ行っただけでも　ドキドキした

今　好きな所に　好きなだけ居てもいいよと
言われたら　どうしようかな
やっぱり　海が見える街を選ぶかな

旅で数日　過ごす何処かの遠い場所
ありきたりの観光をするより
地元の人達が　当たり前のように行く所が好き

その土地の有名な観光地のご当地グルメより
ふらっと　立ち寄った定食屋とか　甘味処とか
その場所で愛されているスーパーの惣菜とか
ふらふら　ゆらゆら　その日の気分で
楽しむ方が　なにより　楽しい

まだまだ　訪ねた事がない遠い街が　盛りだくさん
小さな街から大きな街まで
いくつ　行けるかな
気に入った所に何度も行ってしまうから
開拓が　難しいんだよね

さて　どうしたものか…



*読んで下さり　ありがとうございます*

現実逃避…
…
人の本性が一番現れるのは　切羽詰まった時だ
責任を問われる時
追い詰められた時
的確で迅速に　指示を出さなくちゃならない時

もう　全てから　逃げ出したい

意見を求めに　こっちに　来ないで
何か言う言葉を　待たないで
期待して　見つめないで
やめて　やめて　近寄らないで

日常がぷっつりと切られる出来事に
思考停止して　体も　動かなくなる
まさに　頭の中　真っ白
鏡で顔を見たら　顔面蒼白だろうね
手足の先が　次第に　冷たくなっていく感覚

すぐやらなければならない事があるのに
突然の出来事に理解が追いつかなくて
息も上手く出来ないような　でも
心臓だけは　爆発しそうなくらいバクバクしてる

連絡を　手続きを　手配を
早く…早く…焦る
夢であってほしい　いや　夢なんかじゃない
悲しんでいる場合じゃない
震える　怖い　あぁ現実逃避したい

無責任な事は出来ないから　的確に迅速に
落ち着いて　こなしていかなくてはならない
この後の　山のようにあると推測できる書類の
手続きや　窓口に行っての手続き
問い合わせや　解らない事を調べなくちゃ

人がひとり　この世から　いなくなった時の
残された側が　悲しむ間もなく怒涛の如く
手をつけなくてはならない事の数々…
それはね
やってみて　初めて　解る事が多いんだ

口先だけ手伝うと言った人
口だけ出して　何もしない人
そんなに急がなくてもいいんじゃないの　と
無責任な事を言い放つ人
そんな時でも　現実逃避しないで
一生懸命に　ひとつひとつ　こなしていく人を
見ているよ

人の本性が一番現れるのは　よく解るよね
大変な時に　大変な全てをやり遂げた人だけが
勉強出来るって事
逃げたい気持ち…よく　解るよ
外野が　わあわあ言っている所からだけ
現実逃避しても　いいんじゃないのかな

後始末出来る人を　支えたい



*読んで下さり　ありがとうございます*

君は今…
…
無事に　今日を終えられたかい？
夜　ぐっすり眠る事が出来ているかい？
身体と心の　調子はどうだい？

溜息ばかりついていたり
愚痴ばっかり呟いていたり
誰かのせいにしたり
イライラ　ムカムカ　怖い顔をしていないかい？

世界中探しても　自分と同じ人生を歩んでる人は
いなくて
人生のゴールは　１つきりじゃない

合格する事がゴールじゃない
就職する事がゴールじゃない
結婚する事も　家庭を持つ事も　出産も　育児も
資格を取る事も　独り立ちする事もゴールじゃない
ずっと　果てしなく続くんだ

目標を達成しても　また次の目的へ
ここでいいや
そうはならないんだ　欲があるからね
人生のゴールが１つじゃないように　その都度
気付き　知り　立ち止まり　考えて　また次へ
欲しくなる

究極　どうでもいいや！も欲の１つなんだ
君は今　どの辺りにいる？

喜怒哀楽を満喫しているかい？
よく笑いよく怒りよく憂いで愉しんでいるかい？
君の人生を

その人生の道を　川を　海を　山を
がむしゃらに　色んなモノを掴んで握って
ぐんぐん　進んで行ってよ

振り向くのは　ほんの一瞬　本当のゴールに入る
その一歩手前だけで　いいから




*読んで下さり　ありがとうございます*

物憂げな空…
…
冬が長い北の街は　青空から雪が舞う日は
空気も澄んでいて　とても　気持ちがいい

天気が良くても　雲の流れは気まぐれで
さっきまで　晴れて青空だった雪空も
一瞬で　グレーを持ってくる

それが　長く続けば　物憂げな空だ

空が　人なら　気持ちも　解るよ
そんなね　毎日　毎日　笑ってなんかいられないよ
泣きたい日もあるし
ぐずぐずしたい時だってあるさ
朝から　パッとしない気分だなぁ
何も考えたくないし　何も手につかない
な〜んにも　やりたくないなぁ　って日もあるよ

同じだよね
空も　人も　そう考えるとね
それが　自然体って事なんだもんな
悩んで　考えて　粘って　踏みとどまって
ぐるぐる　いつまでも　答えが出ない日もある
心の扉に　空があったら
そんな日の天気予報は　物憂げ　でいいんじゃない？

いつも　いつでも　元気一杯でなんか
やってられっかよぅ




*読んで下さり　ありがとうございます*

小さな命…
…
この世界の全ての息をしているものに　
小さな命は　宿っているんだ

息をしている間　胸の奥で　揺れている灯火
感情の震えで　灯火は　大きくなったり
小さくなったり　消えそうになったりしている

この世に産まれる前から　ポツンと灯される
それはね
皆　同じ大きさなんだ
皆　同じく　小さな命
それはね
お爺さん　お婆さんになっても　変わらないんだ

赤ちゃんの頃は　体が小さいから
命の灯火が　大きすぎて　いつもね
抱っこすると　暖かいんだよ

大人になると　胸の奥に　チロチロ燃えている
この世界から　別の世界へ旅立つ時に
ゆっくりと　静かに　火は落ち着いて
消える

小さな命も　次第に　ゆっくり　冷たくなるんだ

いつか来るその時まで
先走らないで　火が落ち着くまで　
委ねようね

それが　多分　正しいと　思うから



*読んで下さり　ありがとうございます*