小さな命…
…
この世界の全ての息をしているものに　
小さな命は　宿っているんだ

息をしている間　胸の奥で　揺れている灯火
感情の震えで　灯火は　大きくなったり
小さくなったり　消えそうになったりしている

この世に産まれる前から　ポツンと灯される
それはね
皆　同じ大きさなんだ
皆　同じく　小さな命
それはね
お爺さん　お婆さんになっても　変わらないんだ

赤ちゃんの頃は　体が小さいから
命の灯火が　大きすぎて　いつもね
抱っこすると　暖かいんだよ

大人になると　胸の奥に　チロチロ燃えている
この世界から　別の世界へ旅立つ時に
ゆっくりと　静かに　火は落ち着いて
消える

小さな命も　次第に　ゆっくり　冷たくなるんだ

いつか来るその時まで
先走らないで　火が落ち着くまで　
委ねようね

それが　多分　正しいと　思うから



*読んで下さり　ありがとうございます*

2/24/2024, 10:37:49 AM