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1/24/2024, 11:00:20 AM

逆光…

誰もが ひとりひとりそれぞれの人生の主人公
全く同じ人生なんてない
だから 同じ話の主人公なんていない

手をかざす
血脈が透けて見える
少し明るい髪の毛がより明るく透明に見える
なんて きれいなんだろう

主人公はどんな顔をしていても どんな風貌でも
どんな髪型でも 見た目がどんなふうでも
構わない
性格だって 優しくても意地悪でもひねくれていても何だって構わない
何を考え 感じで どうしたいのか どう生きるか
紆余曲折があって当たり前の自分の物語

全身 前から浴びなくてもいいじゃあないか
後ろから くまなく 全身に浴びてもいいでしょ


逆光じゃなきゃ 見えてこないものもあると思う
表情が 邪魔する事もあると思う
想像して?
どんな人生を今まで過ごしてきたのか
何を伝え 訴えているのか
これから どうしていきたいと思っているのか

お互いを思い遣る 相手の何かを感じ取ろうとする
目にはみえないけれど そういうのは 大切
逆光だからこその 美しさを知ること
光じゃなく影で 支える人もいるってこと
後ろからの光を浴びる主人公もいて いいってこと

ほら
苔散歩のあの黒い人達みたく
自由に なれたら 楽しいよ?



*読んで下さり ありがとうございます*

1/23/2024, 10:18:06 AM

こんな夢を見た…

どろっとした液体がある
スパンコールのようなキラキラチカチカした光る破片や砂粒みたいなものもある
宝石を砕いたような小さなカッティングされた石もある
揺れる 揺れる
くるくると 廻すと世界が変わる

その中にいても息が苦しくない
夢遊体験
なんて…キレイで儚いんだろう
巨大な万華鏡の中でとろみのある液体の中で過ごす

私の目に当てて手元でくるくると廻す万華鏡をいくつか持っている
ガラスで作られた美しいもの
水族館のお土産でもらった泡が廻るもの
見る世界で変わるカッティングされているもの

あぁ 好きだなあ

キレイで素敵な夢を見たあとには 何故か 必ず
ほの暗い漆黒の闇に
どーんと急速に落ちていく夢を見る
あ…これはまずい
胸の真ん中が冷えていくような ヒュッとしたような感覚
落ちる 堕ちる 堕ちていく…
しかも 結構 長い
最後まで落ちきったら 痛そうだな やだな

と 目が覚める

うう…後味が悪いなぁ
いつも 逆ならいいのに…と思う
こんな夢を見た後は とりあえず 胸の真ん中が
暖まるものを 飲もう
こくこくこく…と飲めば 喉から伝わって

あぁ 生きてる

そんな気分を切り替えて でも
日を改めて また 見ちゃうんだよなぁ



*読んで下さり ありがとうございます*

1/22/2024, 12:32:22 PM

タイムマシーン…

そうだなぁ どんな形がいいかな
素材は時空を超えるから頑丈でないと不安だな
室内は好みに合わせて自由自在を希望するね

一人にひとつ与えられるなら
私はやっぱり 丸がいいかな
操作は至って 超絶 簡単がいい
何年の何月何日何時頃 場所はどこそこ と
マイクに向かって言うだけ とかがいい

ボタンが沢山あって入力とか座標とか計算してなんて 無理だし
好きな時に使えるなら かなりの高齢になってからでも行なえる簡単操作は 譲れないよね

内部は好きな緑色の芝生を敷き詰めてコンパクトキッチン バストイレ ベッド全てがコンパクトで必要最低限でいい
もしくは 広い空間になっていてマシーンに乗り込んだら自分が 小さくなって時空の旅を楽しめるのでも よい

未来に行くか
過去を確認しに行くか

どちらにしても その場に到着する際は衝撃緩和を希望だね
ぼよよよ〜んとゴムマリのような優しい衝撃がいい
しかも その日その場所で日常を過ごしている人に迷惑がかからないように
透明で 行きたいね

と考えると 結構今現在 沢山来てるのかも…
透明ならぶつかっても解らないし たまぁに人の気配を感じたりするのも そういう事なのかも

誰も居ないのに湯気が揺れるとか
すーっと風が通ったような?気がするのも
何だ?何だ何だ?
武士とか外国の貴族とか来てたら 照れるなあ
なんてね

世の中の目に見えるものだけが真実とは限らないもんね
見えないものを見ようとしないと 感じ取れないことって結構あるもんだ

気軽に欲しいなぁ
タイムマシーン
とりあえず ポケットサイズで常に持ち歩きたい
使う時 ポンッと膨らむ感じで

こちらに帰ってこれる約束が出来ないと 
ちょっと…困るなあ
手に入れたら そこ ちゃんとチェックしなくちゃ

ね?


*読んで下さり ありがとうございます*

1/21/2024, 11:33:12 AM

特別な夜…

スマホが無くても 念じれば会えるんだろうか
何時に仕事が終わるとか 話していない
いつ 休みなのかも伝えていない

でも
私の家の近くで飯食ってるんだけど もう食べた?と電話がくる
何処から かけてるんだ その電話
周りの音がざわざわがやがや…

別の日も 私の職場近くで飲んでるんだけど 来ない?と誘う

はたまた別の日に 女性に何を贈ったらいいか解らないから買い物付き合ってくれない?と 呑気に言う

私を何だと思ってるんだ
彼女じゃないし とりあえず友達か
まさか男友達感覚なんじゃないだろうな

つい アイツ何してるんだろうと思ったら 突然誘われる 変なの
付き合う私も私だけれど こうなったらしょうがない楽しく過ごそうじゃないの

まず会ったら 褒めて 気分良くなるから
え?なにそれ 何でだよ
女性に好かれたいなら練習しなよ とりあえず
おっそっかそっか

モテたいなら 車道側を歩かせるんじゃないっ
チャラくない褒め方しなよ
自分がどうしたいかより相手の希望を聞いてからどうするか 考えた方が 楽しいよ
一緒に歩いている時に他の女の子の顔と胸と足を見るんじゃないっ

そんなレクチャーをしていたら無事に彼女が出来た

もう 夜にご飯食べたり 飲みに行ったり 相談し合ったりするのは 辞めようか
え…何でだよ
自分がされたら嫌なことを するんじゃない

あなたが私の彼なら そんな他の女性がいたらとっても嫌よ
ヤキモチやくし 気分良くない 悲しい

だから 特別な夜は もうおしまいね
解らなくなったら 目の前の愛しい人に聞きなよ
それが一番だよ
それが 正しい
そして そろそろスマホ買いなよ

私は私に 会う度に 今日も素敵だね 可愛いよ
一緒に美味しいものを食べようかって言ってくれる優しい人を 見つけるから
気にしないで

そんな人日本にいるかな
いっそイタリアにでも行くか
なんちゃって



*読んで下さり ありがとうございます*


1/20/2024, 11:36:33 AM

海の底…

空 海 山 川 森には守り人がいる
海の底には 秘密がある
人魚の大きさは人間と同じとは限らない
人魚は10センチ 老若男女いる

空には 太陽 月 風 雨 雪それぞれの守り人
山には 木 枝 葉 花 緑 土の守り人
川には 水 石 藻の守り人
森には 湖と空や山の守り人

目には見えないそれらを神と言う人もいる
目には見えていないけれど守り人も同じく10センチ程の身長で 瞬時に動いて私達の目には映らない

海の底には 夜が沈んでいる
夜な夜なキラキラとカラフルな照明を灯して人魚や魚族達が活動している

人間族と同じように ちょっと美味しいものを食べたり軽く一杯飲んだり お洒落なバーでカクテルを楽しんだり お酒を飲めない連中は素敵なカフェでお喋りしている
地上と同じく 日々の情報交換の場がある

そのもっと奥深くに年中無休の工場があって そこでは 様々な色の珠を作っている
透明 透明に赤い筋 青い筋 黄色の筋 緑色 
真っ赤 オレンジ 紫…色とりどりの珠
加工もしていて 地上近くで泳いでいる人間族のつま先からヒラヒラと泳ぐ度に その人の心が雫となって 落ちてくる

それを海底で受け止めて加工する

シーグラス ビーチグラス
海に落ちたガラスが研磨されてできる
人魚の涙…浜辺の宝石とも言われている
100年かけて美しいものになる事もある

多分それも工場で作られている
丸く丸く仕上げられた珠は ビー玉に

今日も海の底ではコツコツと人魚と魚族の職人が
お喋りしながら カンカン…キーンキーンと沢山の
キラキラを作っているはず

海の底にも 素敵な守り人がいる
私達 人間族には見つかりっこないけどね




*読んで下さり ありがとうございます*

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