君に会いたくて…
…
人生を巻き戻せるなら
昔よりかなり素直に気持ちを伝えられる今の心のまま　あの頃に巻き戻したい

無理だけど

もっと素直に頼ればよかった
もっと素直に甘えればよかった
もっと素直に心の内側を見せればよかった
涙を見せない
泣いた顔を見せない
困った素振りを見せない
平気　大丈夫が口癖
強がって無理をして自己完結する

鉄の女じゃないのに

馬鹿だなあ
可愛げがないなあ

その時は正直になるのが怖かった
弱いなあと思われるのも怖かった

寒い中　偶然を装って会えるかもしれないと
仕事帰りに道で待ってたりして…
君に会いたくて

伝えないと解らないのにね
別れて初めて気付くことが多すぎたから
せめて　あの頃に言えなかった
お礼を言いたくて

本当は毎日　君に会いたくて仕方がなかったこと
カッコつけて別れたこと
素直じゃなくてごめんね

夢の中でもまだ
君に会いたくて　会えなくて
今はただ　元気でいて欲しいと　願う


*読んで下さり　ありがとうございます*

閉ざされた日記…
…
日記とは
その日の暮らしを記すことなの　かな
朝目覚めて夜眠りにつくまでの一日の事

何を飲んで　何を食べたか
誰と会って　何を話したか
いつどの場所で何を　考えたか
今日するべき事をやり遂げたか
明日の予定をたてたり　悩んだり　怒ったり
苦しんだり　後悔したり　
情けないほど自己完結してしまったり
腹を抱えて笑ったり　微笑んだり
そんなあれこれを　日記の持ち主の目線で毎ページ綴られていく

それを毎日？
1ページ書ける人も
一行だけ　完結に四字熟語で表現したり様々ね

誰かの日記を勝手に読むわけにはいかないけれど
勿論自分の内面暴露の日記も　誰にも読まれたくはないけれど
読まれてしまう事はある

もうそれを綴る主人公がこの世から去った時
家族が　パートナーが　恋人が　同僚が　友が
それを許された人だけに与えられる
閉ざされた日記を読むはめになる

読まないか
読むか
いや…読まないと後悔しそうだ
読んで　自分の内側に納めるしかないのかな

きっと　辛い
読み始めたら　もう最後まで読んでしまうに違いない
思わず口からこぼれる　そっか…そっか…
そうだったんだね…

そんな心をえぐるような事をしたくないと私は思うから　ちゃんとした日記は遺さないでおこうと
思っている
走り書きで　いいんだ
私の想いなど
見つけた人だけに　読まれる程度のもので　いい




*読んで下さり　ありがとうございます*

木枯らし…
…
カサカサと舞うカラフルな落ち葉
くるくるくるくると縦に廻る風の渦
雪が降る地域はこの木枯らし期間が短いような気がする

ぶるつ
寒っ
乾燥してるなぁ
落ち葉の塊がざざざあ〜っとあっちへこっちへ行きつ戻りつしているのを舗道で見かけていたと思ったら　
ちらほらと　はらはらと　雪が降って冬を知らせる

近所の公園の春に満開な桜が散ったのはついこの間だと思っていたら
葉が茂り　その葉が色付き　落ちて　舞う

私の心の中の木枯らしはどんなだろう
一層寒くなる冬を楽しもうと思えているかな
自分の肩を抱きしめても寒くて寒くて暗い気持ちになっているだろうか
激しく舞い上がる突風のような激情に包まれているのかな

一歩離れて確認しないと　ちょっと解らないなぁ

でもあんまり巻き込まれてくるくるざざざあ〜とあっちへこっちへ気持ちを弄ばれると　困るなあ
増々風は強く冷たくなるのなら
とりあえず　暖かくてとろみのある美味しい珈琲でも飲んで落ち着こうかな

木枯らしが悪いわけじゃないもんね

うう…
寒っ



*読んで下さり　ありがとうございます*

美しい…
…
それは遠くを眺めている横顔なのか
それは説明する度に動かされる手や指の動きなのか
それは接客している時の背筋を伸ばしている姿か
それは食事の時の所作なのか
それは柔らかな優しい言葉で話す声なのか
それは誰かを待つ立ち姿なのか

身近には沢山の美しい光景が散りばめられている
それに気付くかどうか
見過ごしていないか見落としていないか
周りをよく観察する落ち着きがあるかないか
ただ　それだけの事なのだ

人に対しての美しさ
自然で感じる四季折々の美しさ

それを誰と共に感じるか　共有できるか
一人だとしても　一瞬の事でも見切れるか
人の心の中の美しさに鈍感になってはいけないね

見返りを求めない行動は美しい
ちらちら周りを気にしながら行う親切は美しくない
瞬時に何もかも全て　霞む
そちら側の人にならないように　心清らかに美しく日々を暮らして行く努力を惜しまない

そんな人が一番　美しい

私は見ていますよ　いつも




*読んで下さり　ありがとうございます*

この世界は…
…
驚きに満ちている
知らない事が山のようにある
美味しいものに溢れている
美しい景色が多すぎる
様々な感情もてんこ盛りだ
そして…
生きているだけで　丸儲けだ

沢山の世界線があるとして今　この時　この場所にいるこの世界はたったひとつだけ
毎日が充実してケラケラ笑い、幸せいっぱいならそれで良し
何をしても何を考えても全てが後ろ向きで寝る間際、あぁ今日も誰とも口をきかなかったな　とか
また無表情で一日過ごしてしまったなと思う世界なら、いっそ逃げてしまえ

専門的なものや事に対してのプロでも、別の全く接点がない専門分野の事には近付かなければ、知ることもない
知識は人生を豊かにする
知らないより知っていたら何かのキッカケで、何かが始まるかもしれない
ドラマみたいに

こちらが相手に好意を持てば、伝わるとはよく聞くもので、逆に相手に対して敵意、もしくは、うわ…この人苦手だ…ちょっと関わりたくないかもっていうか嫌いなタイプだなぁと思えば、それも実は、少し相手に伝わっている
別に顔に出ているわけでもないのに
イヤイヤビームでも　たぶん出ているんだと思う

でも　この世界で出逢う人は特に自分にとって良い出会いも良くない出会いも必要なんだ
異性も同性もそれは　同じ
跳ね飛ばして逃げた出会いは　必ずまた同じような人に出会うはめになっている
苦手は苦手でいいんだ
それを自分が認めていれば知識となって豊かになる

自分と同じ思想、感覚じゃなくても解ろうとしてくれるかどうかだけで　違っていて当たり前だし敵意を向けなくてもいい

この世界は　生きているだけで知らない事を知り驚き今後が豊かになれば　それだけで丸儲けだ

日々　辛い事があっても
案外　いい世界だなと思えたらいいよね


*読んで下さり　ありがとうございます*