9/23/2023, 12:25:49 PM
きみとわたし、愛のひとときを味わうときに、きみはいつもより砕けたことばをささやく。極上のシルクのような手ざわりの手のひらで、しわまみれのシーツをきうと掴んで。いつも、襟をかっちりと正しているきみが、さっとわたしに組み敷かれ、わずかなよろこびをまぜて悪態をつくのにうっとりする。ひどく乱れたまま、きみはうなじに汗をかいている。
9/22/2023, 3:31:51 PM
庭にひとつふたつぶら下がった、あまいあまい実にかじりつくひなたの下のきみは、息をのむようないとおしさとしあわせをまとっていて、ふときみの遠い未来に当りまえのように存在している自分を想像してみて、あまりのまぶしさに泣いてしまう、胸のノートに、しわをつけたような痛み
9/19/2023, 12:37:16 PM
きみのくちびるをわたしが甘噛みして、きみはそのくすぐったさに、ほおをほころばせる。わたしの髪をきみがそうっと指で梳き、ふたりのあいだでおそろしいほどにたくさんの時間が共有されていく。こうやって、半永久的な時間を、うっとりときみと愛せたらよかった。
9/17/2023, 12:22:00 PM
つけすぎたハンドクリーム分けあってふれあって、きみとふたりで世紀末まで手をつないで
9/17/2023, 12:18:45 AM
うろこ雲がほふほふと空いちめんにたなびいていて、こんなときは、おたがいに、すこしくすぐったいくらいの質問をしてあげたい、たとえば、けさはコーヒーにお砂糖をいくつとかしたのかとか、そういうささいなことから何度でもきみをすきになりたい